夏休み終了。
ふう。
小学3年生の長男に、「これ、夏休みに読んでみな」と『二分間の冒険』を提示し、なんじゃかじゃと発破をかけながら、読み終わらせることに成功した。
満足そうに、「こんなシーンがあってさぁ……!」と、頼まれもしないのに、向こうから親へ感情の共有をはかってきたから、まあちゃんと楽しみはしたのだろう。よかった。
子供読書
日ごろ読書する習慣を持たない息子には、
物語が佳境に差しかかるまで、どうしても「タイマーかけて、毎日10分ずつとかでいいから、読み進めてごらん」「ほら、今日の分を始めよう?」とか、監督が必要になる。
それに、普段からたくさん本を読んでいるなら、数の中から選ぶこともできるし、「自分での自分なりの本選びのコツ」みたいなものも育っていることが期待できる。そう、夏休みの宿題みたいなときにも。
けど、『自分で、よくわからないままに、エイッ、とやってみたら、残念な結果になった……』という体験を重ねさせてしまわないためには、親も力の及ぶ範囲では、介入するしかないかな、と思っている。
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うちの小学校の夏休みは、まだ読書感想文がない。でも、夏休み明けには指導するから、「読書をして、その読書メモを作っておきましょう」という形の宿題が出る。
まあ、あと “マス目を埋める” だけなら、なんとかして埋めきってしまうことだろう。
そういう、「課題に対するファイト」みたいなものは、持っている子だから。
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冒頭で、「提示し・読ませた」ということを書いた。
実は、一学期の読書月間__各学期に一度、学校側が仕掛けてくれる__のときに、『親から子への課題図書リスト:3年生版』みたいなのを構想してみたことがある。
今回の夏休みに入るとき、そこから 2冊をわたした形になる(実際には、3冊わたそうとして、進展を見ながら1冊引っ込めた)。
これは指摘されるまでもなくハイリスクだ。
そして、親としての「あるべき対応」ではないのではないか、という葛藤が、自分の中にすらある。
息子の中で、読書が『強制されてするもの』に、なってしまうのではないかと。