というわけで、前回(『iki0210|私の発見の手帳(いっき2015年下半期ver.)』)の中で、「私のメモ術」のついでにチラッと前振った、現在のノートの紹介。
ジークエンス B6(M)方眼 スリム。
B6 ZEQUENZ(ジークエンス)360 ノートスリムM 方眼 ZQ043
中紙100枚、厚さ1.2cmくらいもあって、『なにがスリムだ!』と言いたくなりますが、実は「スリムじゃない版」200枚のものもございます。(厚さ3cmくらい)
いや、私は厚み1cmでいい…。いや、できれば8mmくらいで……。
気に入ってるところ、これに落ち着いた理由
しょっぱなからツンしてしまいましたが、このノートは持ち歩き用として使っていて、とても安心感があるのです。
いくつか特徴を紹介しましょう。
1. 表紙をしならせられるのに耐水性がある
いちおう「厚紙表紙」ってことにはなるのでしょうが、「ソフトカバー」です。さらに、表紙紙の縁が本文用紙より飛び出していないので、「軽くしならせてパラパラと目的のページまで弾いていく」というページ繰りがやりやすいです。
これがB6クラスのサイズだと地味に重要。
B5くらい大きければ、硬いボール紙でもそれなりにしならせられるのですが、小さいノートなら硬すぎないくらいが吉だと思います。
(でも耐水性もある)
そんなソフトカバー紙に合皮っぽいビニールを裏張り(表貼り?)した表紙なので、一応の耐水性があります。ありそうです(こわいのでわざわざ実験はしない)。
表紙の耐水性、私的には結構重要ポイントです。
合理的に考えれば、表紙が濡れたって、中紙のインクが流れなければ、問題はないはずです。……、なのですが。
やっぱりミニノートの表紙がふやけてしまうと、テンションが下がります。
(たぶんこれは、いつも持ち歩くことで、デバイスに対して思い入れが出てしまうから)
テーブルを水拭きしたりしたあとに、完全に乾燥するまでにちょっと時間がかかることがあります。
そんなときでも、「ポン」と気楽に置ける、書き始められるのってありがたいのです。
2. 表紙を360°折り返せる(180°パタンとひらくどころではなく)
綴じノートなのに、できる。
これができると、B6やA5のノートでも、電車の中で立ったままメモを取ろうという気になります。
ただし、それを実現させるためか、綴じ構造が独特で背表紙の形状が丸くなっています。そういう意味でも綴じノートとダブルリングノートの中間という感じはあります。
3. 主張しない方眼罫
このノートは、すこし珍しくて、方眼罫の幅が 4mmなのです(一般的なのは5mm)。
方眼の 5mmはじつは大きい。まあ、それを言ったら、4mmでもすこし大きくて、私的ちょうどサイズは 3.45mmくらいかな?
でも、実際にはその時々のなぐり書き度合いで文字の大きさは変わるし、前回の使用方法から言って、行間や1行分の幅もさまざまになってしまうので、そこにこだわっても仕方ない。
それよりは罫線がうすくて主張しないことの方が大事。(この点で、私は一部のロディアラインナップや測量手帳が使いこなせない)
このノートは、方眼うすくていい感じ。
この方が行幅を自由に使えます。
紙質は
まあ、なんの変哲もなく白いのですが、その意味では、もっとツルツルの高級紙にした方が、ノートフリークへの受けは良かったかな?
値段から期待するほどには、極端に良くはないです。モレスキンが切り開いたような超高級紙ではない。クリーム色でもないし。
前回記事の写真は、光の加減とそのあとの補正で用紙がちょっと、実際よりもなめらかに、クリーム色に、見えてしまっているけど、実際にはコピー用紙なんかの「普通の白い紙」の質感に近いです。
で、私なら「どうせクリーム紙でないのなら、無印良品再生紙ノートみたいに、もっとグレーっぽくならないかな?」なんて無茶な期待をしてしまいます。
一般受けはしないニーズだと思いますけど(笑)
日常持ち歩くノートで、「紙が真っ白」というのは味気ないとか、落ち着かないという気分になることがあります。
無印良品ノートの色味は、真っ白じゃないけど、クリーム色でもなく、「単に漂白をひかえめにした再生紙」って感じの薄暗い色をしています。
それを一代前に使っていたのですが、そこに万年筆の薄墨系ブルーブラックなどで文字を書くと、視覚的にまったく華美さを主張しない紙面になって、今の好みにとてもよかったのです。
まとめ
私はモレスキナリーではないので、「このノートじゃなきゃ、絶対にいけない」ということはないです。書き込んだ中身が大事なのですから。
それでも、これだけの “地味に便利” がそろうノートってのも、なかなかないんだよなあ……。
というわけで、当分は次もこれを使うんじゃないかな。
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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