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iki0244|最大のルサンチマンは、優等生であること。

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前々回の記事で(iki0242|バッドエンドが楽しめない)、というテーマで記事を書いた。

で、それを書いてみて思ったのは、やっぱりルサンチマン(うらみ)的な感情というのは、筆の進みがいいな、ということだった。

恨みや憎しみや怒り、そういった負の感情は、多すぎると身を滅ぼすのは間違いない。
ただ私の場合、私の人生と裏表にぴったりと貼りついていて、『影を殺せば、自分も死ぬ』的な側面があるな、ということで、最近はすこし見直してやることにしている。
うらみやねたみもまた、私の一部なのだ。

そんで、自分の人生で最大のルサンチマンはなんだろう、と考えてみたときに、思い浮かんだのは「優等生であること」「勉強(知識の習得)に適性があること」だった。

子供時代は、どうしても物語を通して世界を把握する。
そして、おとなしかったり、頭のよさが長所になっている者に対して、総じて物語は冷たい。

やっぱり、冒険物語の主人公は、磊落かつ豪快で、行動力があって少し脇があまくて、ときに涙もろい、というようなキャラクターが軸になりやすい。

そして次点が、「おっちょこちょいで食いしん坊、学校の成績は、とくに算数はあまりよくない」、とみんなの同情と優越感を満たせるようなキャラクターだろう。
(コジコジでいうところの『ちゃん・くん 世界』の住人だな)

なんにしても、読書と勉強が好きで、まわりで何かが起きても感情を表情や行動にあらわさず、行動するときには、たっぷりと時間を計画と妄想と策略にかけてから、というタイプはお呼びではないわけだ。

この疎外感。
おまえはこの世界で主人公として迎えられることも、ヒロインに好かれることもない、と断言されているかのようなこの状況。

これがもう、ずっとずっと不満だったわけだな。

青春時代になると、さらに悩みは深刻で、スポーツができたら、球技大会でクラスのヒーローになれる可能性があるけど、勉強ができても知識があっても、個人の利得にしかならないという、この悔しさ!

まあ、そんな感情をかかえて生きてきたので、『ドラゴン桜』は革命的だったし、『暗殺教室』の定期テスト編におけるカルマ君の活躍も見事だった。
逆に、競技はスポーツだけど、アプローチが策略だったりノートだったり、という漫画だって、出てくるようになった。

少しずつだけど、学園ラブコメにも、優柔不断だったり根暗だったりする男性キャラが、パロディやギャグではなく、「そういうところも引っくるめて、どこか魅力的」という描かれ方も、出てくるようになってはきた。
そういう意味で、朗報というのもなくはない。

「学校の勉強ではないものの、文化会系の活動」での物語まで広げれば、かなり見るようになってきてるよね。将棋とかなんとか。

いやでも、勉強に限らなければ、頭脳派というのは昔からいるにはいた。
諸葛孔明とかね。
高橋涼介とか。

でもねえ、あれを見ちゃうと、「集団には、知恵者は1人いればいい」という感覚がしてきてしまうのですよね。逆に。
中途半端な頭脳派タイプは、どうやって生きていたらいいのだろう?

アバン先生のキャラは理想だけど、ロールモデルにはなりえないのだよなあ。

そんなわけで、ルサンチマンと2人連れで、私の人生の模索は続くのであった。


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