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いっきの「生き方」探求ブログ。ライフハックメモ、カイゼン日記。そして初心なんかの恥ずかしいメッセージ。さあ、人生を再発見しよう。

iki0201|私にとっての、「かっこわるい自分も受け入れる」とは?

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前々回、ノート書き出しで「自分の内面の棚卸し」をしたことに、ちらっとふれました。

でも、もう少し別の風景が見つけられないかな、ということを考えて全体を眺めていたら、出てきたのは
「自分のために思考する楽しさを味わう」
ということだった。

引用元:iki0199|人生の意味を見つけ直すこと。自分の好きなことを知りなおすこと。 | イキブロ

考えてみると、「考えることが好き」って、中途半端な特性だと思う。考えることそのものはアウトプットを生んでいないし、「考えるだけ」で自分のくいぶちを満たせるほどの価値を世間に提供できるのはごくひとにぎりだから、そのひとにぎり以外の人は、いなくたっていい。

それでいて、例えば「絵を描くのが好き」っていうのにくらべると、どこか俗っぽいなまぐささがあって、口にするのがはばかられてしまうところがある。

強み(ストレングス・ファインダー)

前々回のことについて考えた時には、そこに書いたような「生活の中で気になる不満なシチュエーション」という観点からだけではなく、「ストレングス・ファインダーの5つの強み」の観点も使って考えていました。

ちなみに、私の上位 5つの強みは、
「公平性」「達成欲」 「自我」 「収集心」「戦略性」 です。
(参考:iki0094|「ストレングス・リーダーシップ」を読んだよ。 (ストレングス・ファインダー・テストのコード付きだしね) | イキブロ

強い欲望は、満たせないとその分大きなひずみになる。

長所とは、欲望の強さです。
だから、それが社会の中でうまく満たされないとしたら、不満となってたまりやすい。

例えば、私の「達成欲」。目の前に目標が現れたら、達成するまでは頭からそれが離れない。休めない、逃げられない、幸せ感が戻らない。

で、実社会というのは、そうそうさっさと一つの目標が片付くとは限らないわけです。それどころか、達成不可能だったり、着手不可能だったりすらする。

そうすると、「達成欲」が強い分だけ、人生の不快感もましてしまう。そういう傾向が「強み」にはあるんじゃないか。そんな気がしていたのですね。

強みが生み出す、もうひとつの陰の部分

もう一つ、長所にはまた別の問題点もあると思っています。
長所がゆえに、成功体験を積むことができすぎてしまって、不動の制約になってしまっている、というパターン。

例えば、私の「戦略性」。
ある課題が頭に浮かんだとき、「どうすればそれができるか」「どうやってそれをやろうか」を考えるモードに、とても簡単に入れる。そして、すごく熱心にそれができる。

で、この思考の方向性は、社会からの要請にもこたえるわけです。無定型な思考を散発的にしている人よりは、目的達成のための思考をしてくれた方が、なんらかの成果に結びつきやすいから。
そんな風に両側からの要請が結びつくと、つい、どうしても、「そればっかりやっちゃう」ということになる。

これも結構ひずみますね。

自分が子どもの頃って、妄想や空想も含めて、もっとなんの役にも立たないこともいくらかずつは考えていた。
きっと。

自分を取り戻す、自分の好きなことをする

セルフコントロールが得意になることで、逆に見えなくなるものがある。

「好きなことをする」って、きっと本来は、かっこわるくて、無駄で、恥ずかしい要素をたくさん含んでる。
大人になる途上で、「好きで、社会からも求められること」を見つけて、そこに力を注げるようになるけど、それが「好きなことの、ぜんぶ」ではない。

それを大切にしてみよう。

だんだん、見えなくなってしまう、自分の一部。
見なくなってしまう自分の一部。

それがいつの間にか、「見たくないもの」になっているかもしれないけど、それは間違いなく自分の一部で、それどころか、ずっと自分の土台であり根っこだったんだな、と思い知る。
かっこ悪い部分も含めての自分を受け入れて生きるしかない。その土台で行けるところまでしか、この人生では行けない。

そう考えると、ラクになるし、楽しくなれる。ああ、ムダなことしようっと。と、思える。

大丈夫。「好きで、求められること」をちゃんと大事にしてきていれば、「堕落しちゃうんじゃないか」って思うほどには、その部分は大きくない。

思考には行動が、行動には思考が必要だ。世界をよりよく知るために。


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