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iki0192|テンションを上げすぎない:コミュニケーション編

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ネットではテンションが高いことにメリットがあります。
声のトーンが伝わらないので、多少感激して見せないと、「クールに受け流された」こととの区別を見せられなくなってしまうからです。
また、いざという時には、『上げすぎる』ことで、本音をさらしつつ、表面上は冗談、ということにして重く見せずに何かを伝えることもできます。

ただ、この「刺激の強さ」を求める嗜好性が、リアルでの人間関係力には不利になってくるのじゃないか、という仮説を最近思いついたので、まとめてみます。

これは、次の3冊の本の読書メモでもあります。


特に、「1.」のインパクトはすごかった。それから2ヶ月くらい、ぐるぐるそのテーマについて考え続けてしまうほどに。

それが、他の色々な本への気づきを呼んでいってくれたのです。

人との会話でテンションが高いと不利になる? かもな理由

1-1.《他人との対話》に、『面白いこと』を期待してハードルを上げてしまう。そして怖くなる。

時間あたりの “有意義な情報量” に期待過剰だと、1人で本でも読んでいる方が確実、ということになります。
さらに、対話に “知的刺激として充実した時間” を求めるだけでも、悪い影響が出ます。期待過剰になることで、こちらも「しっかりやらなければ」という緊張感が高まってしまうのです。

そうではなく、対話はエレベータートークだけでいい、と考えたらいいのではないか。そういう「避けられない時間」の気まずさが減り、心地よさが生まれるなら、人生や生活全体の満足感が底上げされる。

人は、相手が目の前にいれば、多少なりとも相手を意識します。関心の神経が相手に向けて伸びてしまう。
それが、お互いに「無下にされなかった」という実感が持てること。自分から伸びていっていたノードが切れていない、何かを感じているという信号を感じられたら。

そんな、じんわりくる幸せを探していく。

1-2.ただしく噛み合えなくなる。

時間が(自分にとって)「刺激的」であることを諦めれば、Giveモードになれる。
言いかえれば、おもてなしモードです。

相手の発言の中からは、「面白がれるポイント」ではなく、 「味わいのあるポイント」「親しみの持てるポイント」を探す。そして、そこに反応したことを返す。
ここでは、意外とテンションの低さが有利に働くかも、という予感がある。

相手だって、そんなにいつもいつも、『面白いこと』を言えるわけではない。でも、初めから、「つまらない話をしてやろう」と思って話すことはない。
だから、相手のその “心づかい” に、よりそっていく。

静けさとさりげなさ。

「さりげなさに徹せたという自信」を、いつか持てたらいい。そんな風に思ってみる。

1-3.気ばかり使って、楽しめなくなる。

「あれしなきゃ、これしなきゃ」というテンションだと、長続きしないし息苦しい。

会話する2人の、「口ベタの側」だって、楽しんでいいし、味わっていていいのです。
気を張らなければならないのは、自分のガードを開いて、相手に耳をすまそうとするという、姿勢のところまででいい。
“自分の脳の中だけの世界” から出て、相手に向けて「実際に神経枝を伸ばす体験」をした。

そこまでだけでGJです。

この場を共有できたことを、楽しんでいいし、相手が向けてくれた神経を、「ありがとう」と受け取っていっていい。

で、必要に応じて自己開示する。
覚えておいてあげたいことを覚えておく。
それでよいのです。

他人に対しての 2つの幻想

こういう見方をするようになると、次のような思い込みが、実は幻想だったと気付くことになります。それは、テンションが高いと、見えにくくなる事実でもあるけど、

  • みんなは、いつも楽しい会話をしている(してないのは自分だけ)
  • 『話好き』な人達の会話は、うわさ話ばかりで中身がない

どちらも嘘です。
沈黙の時間を会話で埋めて、相手の伸ばしてくれた枝をくるむ。そんなおもてなしをする。
その心地良さをただ味わう。

相手に、ささやかであれ、関心を持てた自分と、相手の関心を無下にしたくなかった自分をほめる。
自分が相手の居場所になってあげる。

後記

弱者である意識を持ちつつも、自分なりに、相手に気持ちのよい場を作ってあげられる方法を探せたらいい。
よりよく相手を知るために、質問を1つ出し、その手ごたえでまた一つ何かを感じる。

つまり、ネットでテンション高く、リアルでテンション低い人が最強?

(……。あれ? それ俺?)
と、思えるようになっていれば、この記事は成功です(笑)

 

 
今日もありがとう。

 
ではまた、どこかで。
 

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