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いっきの「生き方」探求ブログ。ライフハックメモ、カイゼン日記。そして初心なんかの恥ずかしいメッセージ。さあ、人生を再発見しよう。

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iki0106|『モテるメール術』としての、非リア充へのエール《後編:発展・応用編》

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前回に続き、口ベタな人の潜在力を生かして、メールで恋愛を逆転するためのポイントについてです。

おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。

前回 (iki0105|『モテるメール術』としての、非リア充へのエール《前編:基礎編》 )では、口ベタさんには、メールが結構な武器になるよ、という話をしました。

今回はその続編です。

そして、今回の目標は “二人の間にある空気を想定し、それを壊さないように言葉を浮かべること” になるでしょうか。

言葉に浮力をあたえて、空中にふわりと浮かべよう

日本語は文末がポイント


文末と言っても、「である・だ、ですます」の話や、「 ~だわ」とか「 ~でござる」の話ではありません。もっと後ろです。
“♪”とか“(笑)”よりは、もっと前です。

「-。」とか「…」とか「~」とか「っ」のことです。

これを、こんな風に使います。


①じゃあ、○○○みたいなお店ってどうでしょう~?
②以前一度行っただけなんですが、その時ははかなり気に入って、『おおー、この店、最高っっ!』
③と思ったものなんですが(自分の世界がせまいだけだったらスミマセン…。)
④考えてもらえるとうれしいですー。

さすがに、まとめて使いすぎているので、ちょっとなよっちいですが…。
(実際に自分が打つとしたら、①は、「どうですか?」、④は「うれしいです。よろしくー!」くらいにしておくかもしれません)

いかがでしょう。
親密な空気は出ていますでしょうか?

それでいてここまで、私は絵文字もフェイスマークも使っていません。『(笑)』すら、です。
では、順に意図と効果を見てみましょう。

①「じゃあ、○○○みたいなお店ってどうでしょう~?」の “~”

標語にした、「浮かべる」に使用実感が一番近いのがこれかもしれません。

1対1の対話で「ってどうですか?」と聞いてしまうと、“尋問”とは言わないまでも、『必ず答えを返さなくてはいけない、尋問のような質問』というニュアンスが出てしまうことがあります。

そうではなくて、ただ思いついただけ、投げっぱなしているだけですよー…、
というトーンに変えようとしているわけです。

類例に、“??”ハテナマークを重ねて使うような方法もあります。

②「以前一度行っただけなんですが、その時ははかなり気に入って、『おおー、この店、最高っっ!』」の “っ”

「このお店、最高ですよ!」
と言い切ってしまうと、「お前にとっての“最高”が、誰にとっても共通とは限らんわい」という反発感が生じることを防ぐために使っています。

③「と思ったものなんですが(自分の世界がせまいだけだったらスミマセン…。)」の “…”

フェードアウトというか、デクレッシェンドのような印象になりますね。

この場合、先に謝ったり、条件を限定したりしているアクションが、「相手をはねつけている」印象にならないように、「おびえた小動物」っぽい印象になってくれるように誘導していることになります。

声をひそめることで、相手だけと二人きりで話している感じを出すのにも一役買うかもしれません。

④「考えてもらえるとうれしいですー。」の “ー”

この「④」は、相手に対するお願いです。
「OK」でなくとも、代案まではもらえなくとも、せめて“返事”はほしいわけです。

そうなると、「 ~だとうれしいです。」と、返事を求めて詰め寄っている印象が出てしまうことがあります。

それを避けて、まるで相手と向かい合わせで、相手の表情をうかがいながら、そっと出しているような印象を加えたい。

それでこの“ー”が入っているわけです。

理論的解釈


この中では「②」がやや特異的な位置にあるように見えます。

他の「①」「③」「④」は、それぞれに微妙な方向性の違いはありますが、主張を弱めるのに使っています。
一方で「②」は、逆に感情を強めることにつかっているのですから。
でもこれは、「これは私個人の主張ですよ」という色合いを強めるために使っているのです。

これは、4象限マトリックスに開くと分かりやすいかもしれません。
図にするとこんな感じです。

4象限マトリックス図

なんだか、左上の領域からなだれをうって逃げ出している感じになってしまいましたね。

「元気で積極的」というのは一見するといいことのように思えるので不思議です。
これはおそらく、“暑苦しい”“高圧的”ということで、男同士でも、若干のめんどくささを感じることはあるとおもうのですが、あれに近いのでしょう。
女性同士の場合だと“押し付けがましい”という感じでしょうか。

まとメッセージ


前回書いたような方法で、それなりに長い回数をかけ、それなりの文字数で楽しい空気を作ってきたのなら、それを強すぎる主張や誘いかけでそれをこわすのは避けたいところです。

ふわりと提案として投げてみて、相手の反応や意見を聞いてみて、それを取り込んでいきたいというのが、こちらの希望でもあるのですから。

それにしても、日本語ってすごい


文章にちょっと記号を足すだけで、これだけ様々な差異を感じられるって、どれだけハイコンテクストなんでしょうね。

えっ? レベルが高すぎて恐くなってきたって?
違うよ。これだけの力が味方についたんだから、自信を持って前へ進めばいいんです。

上のようなニュアンスを感じることはできたわけでしょう?
メールは時間をかけて推敲することができます。「知っている」と「できる」の距離は、そんなに遠くはありませんよ!

後記


現在、
iki0104 (iki0104|『モテる会話術 (!)』としての、こわがりさんのための、雑談の方法。)は、Googleで『モテる会話術』を検索すると、3ページ目くらいに出てくるようです。 (2013/05/31 現在)

記事数、多いなあ。
まあ、イキブロは必ずしも恋愛指南ブログを目指しているわけではないので、検索1位を取れる必要もないのですが。

汎用性のある基礎的な技術ではあるので、もう少し人の目に止まると、いろいろな人の迷いを解いてあげられるのになあ、なんて思ったりはします。

1ページ目の……、末尾くらいに。

今日もありがとう。

ではまた、どこかで。


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