前回のエントリ(iki0079|「小さな箱」から自分を脱出させる“小さなステップ”)で、
“私の考えた「『小さな箱』から出るために」”として、
- 自分が「箱に入った」と思ったら、自分を慰めること(自分を箱から出す)
- こまめに出す
- 何度でも出す
ということについて書きました。
今日は、その自分慰めについて、もう少し補足で書いておきたいと思います。
おはようございます!
いっき(@ikkiTime)です。
昨日に続き、「自分の小さな「箱」から脱出する方法」についてです。
(画像は、今回のエントリタイトルに合わせて、「《実践》編」のもの(笑))
自分の気持ちを抑えて (裏切って)何か行動するたびに、自分の心が箱に入ってしまう。
相手のことを恨んだり、自分のことを被害者としてとらえてしまう。
そして、それが積み重なると、まわりとのコミュニケーションにも歪みが出てくる。
では、そうならないためにできることは何か、というところで、前回の私は、
- 自分が「箱に入った」と思ったら、自分を慰めること(自分を箱から出す)
- こまめに出す
- 何度でも出す
と書きました。
ただ、実際にはこの「1.」は、さらに3つのステップに分けることができて、
- 心がダメージを受けたことに気付く
- それを書きとめる
- それを読み返して、慰めの言葉をかける
ということになっているのだと思います。
iki0079を書きながら、頭に何度か浮かんでいたイメージとして、《ライフハック心理学》の佐々木さんが、「凹む」という言葉で代表させて話している、一連の心理状態があります。
『報われない』『うまくいく見通しがない』そう感じて、脳がやる気物質の投資をロックしてしまっている状態のことです。
この状態を、なんとか解除していかないといけない、と考えて出てきたステップが、ここまでや前回に書いたようなやり方なのですが、これは少し「認知療法」で言う、「7のステップ」や「5カラム」のやり方に似ている気もします。
興味のある方は調べてみてください。
ここでは、それぞれの要素名を列挙だけしておきます。
7つのステップ
- 状況
- 気分
- 自動思考(イメージ)
- 根拠
- 反証
- 適応的思考
- 今の気分
5つのカラム
- 状況
- 感情
- 自動思考
- 別の見方・考え方
- 最終的な感情と考え
自分のテンプレート案
ただ実際には、この「5カラム」の、『別の見方・考え方』すらも、昔の自分にはちょっと重たかった印象があります。
だからこそ、日記のテンプレートとして有名な、『四行日記』の、反省と分析から教訓につなぐテンプレートだとうまく扱えない気がして、こうしてぐずぐずと、こんな事を考えているわけですから。
もし今の自分が当時の自分にアドバイスするとしたら、3番以降はこんなテンプレートになると思います。
- 状況
- 感情
- この感じ方には生物的、進化・淘汰論的に何か意味はあるだろうか?
そう感じることで自分は何をしたかったのだろうか? - そんな自分にかけてあげる言葉は?
- (逆に)一方で自分はそんな自分を我慢することで、なにをしようとがんばっていたのか?
- 次に同じ出来事にまた出会うとしたら、どんな風に感じたい?
- そのためには目指すとしたら、その自分はどんな自分像になる?
私が、「そんなに無理しなくていいと思うよ」と思っていること
私は前回、「ライフログ」という言葉を出しましたし、「日次レビュー」とも言いました。
そうすると、必然的にいくつかの誤解を呼びかねないかな、と感じたので、少しここで補足します。
(ところで、本題と関係ないけど、“週次”って、日本語はないのかな? 変換できないのだが)
Q. 記録をとって振り返るということは、自分がどんなことでどれくらい落ち込むのか、傾向を分析したり把握したりして、対策を立てるんですね?
A. 違います。
Q. 自分の思いの独りよがりな部分に気付いて反省して、パートナーへの思いやりに切り替えていくのが目的ですよね?
A. 違います。
そういったことも、小さな引っ掛かりの間だったり、だいぶ回復してきた後であれば目指すことができると思いますが、まずは自分を癒すことに専念したいところです。
Q. 駄目な自分を戒めるんだね?
A. 違います。
傷に塩を塗らなくてよいですよ。
Q. 自分の思い込みの滑稽さを自覚する事が目的なのですね。
A. うーん。
おしい。
確かにそれも目的なのですが、その上で、「そこまで『そんな事』に必死になってがんばっている自分をほめてあげたい、という思いがあるんです。
これはちょっと、昔読んだ、《平本あきおさんが石井慧さんとやっていたワーク》を思い出させますね。
- 「気弱な自分」をプラスに変える:柔道金メダルの石井慧選手が実践――「女々しい自分」を克服した4つの技【前編】 (1/2) – ITmedia Biz.ID
- 「気弱な自分」をプラスに変える:書いて書いて、また書いて――矛盾する自分を出し切る【中編】 (1/3) – ITmedia Biz.ID
余談として (例)
例えば、今私が熱を出した子供のために会社を休んでいるとして、「奥さんはこんな時にも平気で仕事に行った。冷たいやつだ。自分だけが損している」
と、感じないようにしようとしても、それは無理と言うものです。
生体の防衛反応なのですから。
それよりは、そんな自分に
「ありがとう。
僕の自我を守ろうと一人でがんばってくれてたんだね。
大変だったね。
でも、僕としては奥さんとはこれからも仲良くやっていきたいんだ。だから、チーム制で役割分担するとして、
ここからは僕がバトンを引き継ぐってことでどうかな?」
くらいの言葉をかけてあげた方が、『彼』も静かに眠ってくれるかもしれません。
ここまで、自分の社会性や行動力を守ろうと、孤軍奮闘してきた疲れの反動も出るでしょうしね。、
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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