メモ、読み返してますか?
読み返すための工夫はありますか?
おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。
前回の記事で、発見の手帳(日々の思いつきを書きとめるノートやカード)には、ゴールや究極形がないよね、という感慨を書きました。
(iki0209|発見の手帳への模索は終わらない)
というわけで、私の現在の発見ノートスタイルはこんな感じです。
私の発見の手帳、もしくはデイリー・シンク・ログ
B6の綴じノートです。これに
「1冊のノートにまとめなさい」よろしく、日が変わるときの日付けだけ忘れずに、どんどん書き足していく。
前回の話ではないですが、「思いついたことは、どんなことでも、ここに落ちついていいよ」というフィードバックを自分ととりかわすことが1つのステップ。
薄い方眼罫。縦の青い線は、自分で いちいち書いてます。
画像を見てもらうと分かると思うのですけど、ページの右側にかなり余白を作って書くのがルールの1つ。そうすると、物理的には「新書サイズ」でもいけそうな気がするけど、たぶんそれではフィールが変わってしまう。
その方が、持ち運びにはいいのですけどね。
記載ルール
- 左端に縦線をひく
- 右側の 2割ほどの幅は余白にする
- 左の縦線の上に、箇条書き点を打って、一項目を書き始める
- 一項目の中での改行時には行間をやや詰めて書き、項目が変わったら段落後余白は大きめにとる
目的と動機
実はこれらのシステムは、どうも「私はメモを取っても、それを見返さないな」という反省があり、それをなんとか改善するための工夫なのです。
「なぐり書かないで、ていねいな字で書く」「読み返したくなりそうな内容だけ書く」というようなことも対策案としては同時にあったのですが、それらと別の大きな問題として、「紙面上の1文や1段落が、“前からの続きとしての大きなものの一部分”なのか、“サッと読み終わる小さなひとこと” なのかが分かりにくい」ということがあったのでした。
上下右の三方向の大きな余白で囲まれたひとかたまりの文字列は、「それ単独で読み返しても意味の分かる最小単位」になっている。
それを、メモを書く段階で視覚的に表現しておこうと思ったのです。あとで読み返す自分のために。
ツイッター時代のノート術(メモ術)?
読み返しに労力がかからないことが、視覚的に担保されている。
これって、四角い枠がないだけで、ツイッターに構造がよく似てる。
あ、ちなみに左の縦線ですが、もしかするとこれは「WorkFlowyのイメージですね?」と思ってくれる人がいるかもしれないけど、実は違っていて、ライフログが流行だった頃にあれこれ出ていたiPhoneアプリ群のイメージです。(箇条書き点もね)
あれらは、1日分の写真やメモを 1つのミニアルバムとしてまとめて見せるにあたって、縦線で時間の流れを、点とそこからの引き出し線でその瞬間の記録を見せていた。
あのイメージをやってみたものなのです。
あとがき
そうそう、ルールというほど強制力をきつくしてませんが、
“5. ペンの色はなるべく美麗にしない”
というのも、実はあります。
『メモ道』を始めたばかりの人が、「Rollbahnの黄色い紙に、青のボールペンで書いて、1文字を置いたそばから書く楽しさを味わうようにしていく」のと、ある種対極にある考え方だし、『3色ボールペン』法とも逆のベクトルを持っている。
たくさん書きとめられた文のうち、どれを読むかの選択権は読む人にあって、書く人が『これは重要!』と赤ペンで書いたからと言って、好奇心の発動を強制することはできない。
視覚的に美しすぎてもまた、「文の中身を心の内側にじっくり展開しよう」という回路をむやみに急き立ててしまう。
そのあたり、字の色・地色の好みは、これの1つ前に使っていた、無印のB6ノート(なんの変哲もない、グレーのボール紙が表紙の再生紙ノート)の方が好きではあったりする。
具体的なノートの話が出てきたところで、続きは次回。
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