今、ここから始める自分革命。人生を変えるた新習慣のために、日記を伴奏者にしてみましょう。
おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。
人生、思うようにいかなくて、頭のドロドロとなる時期があります。
そんな時を脱出するために、考えることが2つあります。
- 幸福感を高め、やる気を出す (前向きになる)
- 自分の能力を高めるか、自分を取り巻く環境を変える、そのための行動を起こす
前回、前々回の記事は主として「1.」のためのものでした。
(参考:『iki0132|人生を変える。自分を活かす! 日記の書き方(第一歩編)』)
(参考:『iki0133|人生を変える。自分を活かす! 日記の書き方(続けてみよう!編)』)
基本的には、「1.」だけでもいいのだと思います。人生を肯定感に満ちたものにしていくには。
ただ、「気持ちの落ち込み」だけでなく「焦り」がある場合や、当面どうしても達成したい明確な目標がすでにある人のために、「2.」にも触れておきましょう。
日記を、「新しい習慣のためのペースメーカーにしよう!」ということです。
■目次
1. 嫌な習慣をやめる
1-1. 「レコーディング・ダイエット」効果
1-2. やめられない理由を把握する
2. いい習慣を続ける
2-1. コレクション効果
2-2. 居場所効果・昨日の続き効果
まとめ
1. 嫌な習慣をやめる
「つい間食をしてしまう」という悪癖を例にとって話を進めます。
1-1. 「レコーディング・ダイエット」効果
「レコーディング・ダイエット」という言葉があります。岡田斗司夫さんが書籍『いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)』で提唱されました。
そのまま2007年のヒットとなり、その後もすたれることはなく、普遍的な価値を提供しているメソッドだと言えるでしょう。
「食べたものを記録するだけでもやせる」というのが一つの主要なコンセプトでした。
これはなぜなのか。
一つにはいちいち記録するのが面倒くさいため、「なんとなく食べる」「だらだら食べる」といった行為に対して、それを抑える効果があるからでしょう。
さらに大きいのは、「記録」という手間が一瞬とはいえ発生しますから、「食べたくなる」衝動と「食べる」という行動の間に、冷静になるための『間』ができることにあると思います。
1-2. やめられない理由を把握する
食べる時には、メモする。
それだけで、無意識の習慣の量が減る。
この時に、もう一つメモしておくと後から見返した時にいい情報があります。
それをOKにした“理由”やその時の気持ちです。
以下に引用するのは、少し前にメディアブロク『シゴタノ!』で、「ライフハック心理学」の佐々木さんが書かれていた記事です。 事前には「もちろんこの時間にこれからやるのはテレビを見て一休みしないと!そうしないと何もできない」くらいに思っているはずなのです。つまり「これからダラダラとくだらないことをしてしまって、時間をジャブジャブムダにして、それから強く後悔するぞ!」とは、事前には決して思っていないということです。
これは、時間とモチベーションについて書かれた記事なわけですが、これは「つい甘い物に耽ってしまう」ということにも当てはまると思っています。
緊張が高まると、(それを緩めたいから)、その時はつい食べたくなる。
大きな仕事に取りかかろうとして、(そのプレッシャーを乗り越えるために、より高いテンションを得ようとして)、つい食べたくなる。
その場合、それを「食べよう」と思う時には、それが「必要なことだ」と思ってやっているわけです。そのため、後に冷静になり自己嫌悪にも陥ったタイミングで、いくら「こんなの、もうやめよう……」と決意しても、次の時にはやっぱりまた「必要だ」と感じるわけです。
これを記録しておいて、後で見返すのは、単なる反省とは違います。
その弱さへの共感が生まれるので、「でもさ、やっぱりやめようよ?」という決意にも親身さが加わるのです。
それに比べると、過去の自分をただ恥じる行為は、一方的な断罪に似ています。
「やめよう」と思った時に共感してもらえていなければ、「食べたい」と思った時に、『やめようと思った時の自分』を思いやる、なんてできません。
弱い自分を客観的に思いやることで、理性的な自分も思いやってもらえるのです。
2. いい習慣を続ける
ランニングや英会話などですね。「ブログを書く」も、もしかしたらそうかもしれません。
これも、2つ説明します。
2-1. コレクション効果
一つ目はコレクション効果です。
これは一般的ですね。そして強力です。
原理的には、子供が夏休みに「毎朝のラジオ体操に参加すると押してもらえたスタンプカード」なんかと同じです。
集め出したら、たくさん集めたい。
できたら、隙間なく揃えたい。
そんな気持ちをうまく使うわけです。
iPhoneアプリでも色々出ています。
例えば、有名ところだと↓などですね。
2-2. 居場所効果・昨日の続き効果
居場所効果
これらは、私が英単語の勉強をしていた時のことです。
勉強場所は通勤電車の中、使用ツールは単語集である本、そして付せんでした。
昨日と同じように電車に乗ったら、昨日と同じようにいそいそと本を取り出す。
そして付せんの場所を開きます。
1日1ページ。
「本」というのは、不思議な没入感があります。世界に入り込むことで、まるで『自分の居場所』に戻ってきたような感覚になれます。
しかも、昨日の続きからです。その世界でのセーブデータまで預けている挑戦の物語なわけです。
そしてその時間は、自分が考えてしつらえてくれた、自分のための世界です。
クラクラするほど陶酔的です。
そう考えると、この日記には「作業感覚」や「楽しさ (フロー感覚)」のメモが添えてあるといいかもしれませんね。
昨日の続き効果
もう一つ、「昨日の続き効果」ということも当時感じていました。
その時は、語呂合わせとかそういう方法をほとんど使わずに、ほとんど反復の効果だけで単語を覚えていました。
忘却曲線に合わせて、2日後、7日後、2週間後、1ヶ月後に復習するサイクルを組んでいたのです。
これだと付せんは5カ所に必要になります。(毎日それぞれを、次のページへ移し替えます)
それだとそのうちに、1つくらい移し忘れて分からなくなりそうだったので、勉強した日付けをページに書き入れていました。
こんな感じ。↓
(↑の本は、ちなみにこれです。『究極の英単語 Vol.3 S VL 7〜9 の3000語』)
復習をする2周目以降の日になって、そこに過去の自分ががんばっていた形跡が感じられる安心感。
昨日やその前の、熱かった自分『達』という集団に、いまの自分が“所属”を認められる喜び。
仲間入りができる誇らしさ。
そんなものを感じたのです。
この時にやっていた方法は、『日付けを書く』だけでした。これは、単語集という『本』があったからこそなので、それ以外のトレーニングの場合、もう少し詳しい記録が必要かもしれませんね。
例えば、こんな感じです。
という日誌を書いておいて、その日の分を始める前に、それをチラリと読む。
そしてその下に、今日も一行を付け加えられる。
そんな形の幸せ。あったらいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日は、習慣を作り変えていく、そのための日記という切り口で書いてみました。
悪い習慣を、冷静になり、距離をとって見つめる。
新しい習慣を、途切れさせずに、そこに今日をつなぐ。
あなたの新しい一歩を、日記と私が応援します。
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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