まあ、どっちもないと書けないわけなんですが。私の場合、企画(コンセプト)がトリガーになることが多いです。
おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。
前回(iki0199)、ネタや文章の個々の要素と、それらに方向性や味わいを加える『コンセプト』って話を考えてました。
「ネタ」そのものは、「これはブログのネタに使えそうだ」と思ってメモし、ストックされているわけですが、実際に書き始める時には、『コンセプト・ドリブン』になることが多いのです。
それでも、最近のイキブロはまだその傾向を抑えようとしていますが、fmjで書く場合は『コンセプト』が定まった後の方が、「よーし、これでいくぜ!」という気分になれやすいのです。
このあたり、「トップダウン思考」だったり、「マイブーム人間」だったりする性格が出ているのかもしれないですね。
fmjで記事を書いた時の自分企画例
1.『イラストをちょっとうまく描いてあげる2つの方法』in fmjの場合
イラストをちょっとうまく描いてあげる2つの方法 | ファミリーマネジメントジャーナル
〜子供と一緒にお絵かきをしてみよう~
これは、fmjで書くってことがなければ日の目を見なかったアイデアの可能性が高いです。
なぜって、私は絵描きさんではないから。
私の説く「イラストの描き方」記事に、それ単独のニーズがあるとは思えなかったからです。それに、レベル2、レベル3のための記事を書けるわけでもないので、万が一記事がバズったりでもしたら、読んでくれた人たちに続編を案内してあげることもできない、という思いもありましたし。
でも、「ファミリーマネジメントジャーナル」というメディア内に書く、ということだったら自分でOKが出せた。
fmjは、個々の書き手が、“家族” というコンセプトで集まって、普段から記事を書き下ろしている場です。なので逆に、「この記事は、そういう同様な読者さんに向けて、つながろうとして書かれた記事なんだろうな」と思ってもらえる可能性が出るということです。
で、私自身も、記事を上げる時に『〜子供と一緒にお絵かきをしてみよう~』とサブタイトルを付けていますし、タイトルも、《イラストをちょっとうまく描いてあげる2つの方法》としています。
2. 2014エッセイWeekの場合
fmjでは2014年に、それまでとはちょっと違うスタイルで、〈それぞれの執筆者が1週間全体をコーディネートして、何本か連続したエッセイ記事を書く〉 という企画をやっていました。
ちなみに、私いっきの連載はこちら↓。
- もう一度、物語の中に—。 ―【いっきDay 1】―
- 自分をキャラクターとしてとらえてみる。 ―【いっきDay 2】―
- YOUメッセージはいつでも悪いか? ―【いっきDay 3】―
- Iメッセージは正しいか ―【いっきDay 4】―
- たとえば、こんな一日。 ―【いっきDay 5】―
もともとはfmjは、“家族ライフハック・ブログ” として、[私たちの、家事・育児 Tips公開します!]という方向性で、ずっとやっていました。(周辺領域はいろいろ拡張されていますが)
執筆者も日替わり(数週間に1回サイクル)で登場する形でやっていまし、1記事あたりの文字数も多くなる傾向がありました。
なので、この企画(1人1人の小さいエッセイを、1週間単位で担当して、連続投稿する)までの間は、「共感してもらうことだけを目的とした日記」はやっていなかったのです。
で、そこに、主宰のくらちさんから、この形式の案が出たわけです。
その時に思ったのは、
「え? PV下がらないか?! 大丈夫?」
ということと、半瞬遅れて、
「そうだ、それなら、あれを記事にしてみようか!」
ということの両方でした。
その時に思い付いたのが、Day 1のイメージでした。
これは、アイデアそのものはずっと持っていましたし、書けば子育て世代への励ましにはきっとなるだろうとは思っていました。ただ、純粋にビジョンとアジテーションのみで、具体的なTipsがあるわけではないので、自己規制の中で眠っていたのですね。
また、Day 2や、Day 4のような、ネガティブで内面的な心情やエピソードも、「よし、ここでならイケる!」
ということで、出てきたわけです。
“ハック”って、「解決のための工夫」だから、前向きなんですよね。だからこそ、愚痴と違って読んでもらえる価値があるのですけど、同時に、『大変な時にも、前向きでい続けるのは、疲れる』という側面も、書く側にしたらあるわけです。
時には、愚痴や弱音もこぼしたい(笑)
それも、この企画だと、最初と最後が前向きになっていれば、暗いテイストが多少混ざることは許容できそうに思えるわけです。
むしろ、「執筆者が、きちんと自己開示している感じがして、親しみを感じられる」と、思ってもらえる(、かもしれない)。
「1週間内での連作」という企画になっているので、自分のブログでやる時でもなかなかできない、「5作セットで評価してね」ということが、多少なりとも期待できるんですよね。
まあ、デジタル的にはあくまでブログですから、1つ1つとして検索されてしまいますし、評価されてしまうのは止められませんが、それでも外形としては、ある種の「セット感」を演出できます。
3.『真ん中を選ぼう』の場合
真ん中を選ぼう | ファミリーマネジメントジャーナル
実は、アイデア自体は、同じfmjメンバーのアキヅキさんが《子どもの心を育てるコツの使い方〜子育て情報収集と使い方 | ファミリーマネジメントジャーナル》を書いた、2014/1/15には、すでにあったのです。
とはいえ、似た傾向の記事が続くのはよくないかな、と思って寝かせているうちに、fmjが休刊になり(fmj休刊期間:2014年10月22日〜2015年5月)、その間眠ることになったわけです。
で、再開になるにあたって、「よし、自分の第一回は、これだ!」
ということは、すぐ決まりました。
ブランク期間のあった後の再開直後というのは、注目が集まりますし、再開後の方向性にも注目が集まります。
そのことを書く側で感じてしまうので、そういう時は、つい「下手な記事は書けないぞ」と、とがった記事を手控えたくなってしまったりします。
実際にはフラットに読んでもらえるのだとしても、書く方で意識してしまったりするのですね。
だから、他のメンバーに、「この記事が最初の方に出るから、気負わなくても大丈夫だよー」というのを見せておきたかった。
また、読み手さんの側でも、こういう記事のイメージを先に読んでいれば、インパクトのある記事を読んだ時に、不必要に衝撃を受けずに考えの幅を広げるきっかけにできるかもしれません。
私は、アキヅキさんのあの記事とかあの記事とか、大好きなんですよねー。
後記
さてところで。
「1番目の記事には、これがふさわしいかも!」と、盛り上がれる性格だということは、逆に言うと、
「今の流れでは、この記事はふさわしくないのかも……」
とグジグジ考えて、自分で自分を動けなくしてしまいがちだということでもあります。
その傾向を軽くする意味で、最近は「ネタをただそのまま、出しちゃえばいいじゃん!」
という勢いに修正していっているわけなんですね。
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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