写真を貼れたり、レイアウトやアイコンの美しいロガーアプリもいいですが、テキストベースのライフログもなかなかいいですよ!
おはようございます!
いっき(@ikkiTime)です。
いつの間にやら、イキ・ナンバーが88。末広がりで、縁起がよろしいです。
(末広がっていって欲しいものです。昨日は、仕事のサーバーは調子を崩すわ、iPhoneのメールはとどかないわ、散々でした)
本日は、前回のiki0087 (iki0087|週末にもログ取りをしてみました。アプリと方法と、結果のショートレビュー。)で紹介したロガーアプリ、「Time Keeper Memo(時間記録メモ)」のもう少し細かいレビューを書いてみます。
一言で説明するなら、“タイムスタンプ入力支援機能付きメモ帳”。これが思いのほか快適なのです。
Time Keeper Memo(時間記録メモ)レビュー
使用感
立ち上がりも、動作も速いです。
機能はメニューバーに集約されているので、画面も広いです。
メニューバータップでスライドしてくるメニューには、よく使う単語を登録しておく使い方もできるようです。
①↑立ち上げた時の画面。シンプルな白い紙。 |
②↑このようにメニューがスライドアップしてくるので、タイムスタンプを選びます。 | ③↑このようにタイムスタンプが入ります。 |
タイムスタンプをタップすると、常に(カーソル位置にかかわらず)最上段に記入されて、それまでの文字列は1行下に改行されるので、記録は上に積みあがっていく形式になります。
ひたすら、テキストでタイムスタンプを押しては、その時にしていた行動のメモを打ち込んでいいきます。
OpenInの機能はメールだけですが、画面内を長押しすれば、[選択/全選択/ペースト]といういつものポップアップが出ますから、全選択してコピーして張り付ければ、ほとんどの連携は可能です。
ただ、タイムスタンプは記録のキモなので、1アクション増えるのは残念という気がします。
どんなところが特徴的か (長所)
すごく割り切りのできたアプリです。
機能的にはむしろテキストエディタに近く、表組みのようなレイアウトはほとんどありません。
そこにいくつかのコンセプトが加わることで、非常に使いやすいデータを作ることができます。
まず、画面内のどこにカーソルがあっても、タイムスタンプ挿入を選ぶと、新しいタイムスタンプは画面の最も左上の位置に入り、同時にそれまでの文字列は1行下に改行されます。
これによって、表組みなどのレイアウト情報はありませんが、「1行(1レコード)あたり一つの時刻属性」の入ったアクションデータベースが生成されます。
ある意味では“不自由な仕様”があることが逆に機能になっているとすら言えます。
ただ、データが必ず降順になってしまいます。これは好みの分かれるところです。
(特にTaskChuterからすると、逆順ですし)
とはいえ、これも「モバイル端末の狭い画面で直近の入力内容に注意を集中する」ためのデザインだと考えれば、納得できなくはないと思います。
このような「時刻情報付きテキストベースの行動ログ」ということですと“PostEver”を使ったり、あるいは“非公開アカウントを用いてのTwitter”に出力することが一般的なのだと思います。
ですが、これらのアプリを使用した場合には、一覧情報をエクセルなどの他のアプリで成形しようとすると、レイアウトで時刻と行動内容を表示し分けていることが仇になって、かえってやりにくくなるのです。
このアプリでは、1行の中に、時刻と行動が必ず入っていて、時刻の入る位置は必ず先頭で、さらにタイムスタンプの書式を編集して「半角カンマ」などを用いることで、個々のレコードの中に含まれる各種属性をデータのフィールドとして再抽出できるのですよね。
そして、これは好みになるのですが、ウィザードなどのUIではなく、「データそのもの」を直接操作している感覚になれるところも気に入りました。
今後こんな風になっていってほしいなー、と思うトコロ
ここも、「自分が、ある使い方をした際の、もうちょっとこうなって欲しい」です。
万人にとっての欠点や要望ではないと思います。
その上で整理するなら、データの自動バックアップや「画面内フリックでのカーソル移動」以外では、以下のようなことが思い浮かびます。
1. 1行に2つまでタイムスタンプを入れられるように……、なったらいいな
開始時刻と終了時刻を各アクションに与えたいので、1行に2つまでタイムスタンプを入れられるようにして、「1行に1つ」にするか「1行に2つ」でいくかについては、設定で選べるようになるといいな。
2. タイムスタンプ後には常に文字入力待機状態に
タイムスタンプを入力した後は、いつでもその後ろにカーソルが表示されて、画面にキーボードが表示されて、文字入力待機状態になってくれるとうれしいです。
3. URLスキームによる起動
URLスキームで「新たなタイムスタンプを加えつつ記録を再開する」というコマンドができると、アクションが一つ減って便利だな、と思います。
それよりはニーズは下がりそうですが、「白紙から新しい記録を開始する(過去の記録を消去)」というスキームも便利そうです。
4. より簡単なタイムスタンプ入力方法
タイムスタンプは、他の語よりも明らかに入力機会が多いと思いますので、例えば『画面内をダブルタップ』『3本指タップ』などの、もっと直接的な操作で入ってくれるとうれしいです。
5. 出力方法の拡張
出力方法として、メールの時の文としてだけでなく、『テキストファイルを生成して、Dropboxやメール添付としてOpenInできると、応用の範囲が広がると思います。
「CSV形式にて表組みし、Markdown修飾を施した上でevernoteに直接ノートとして保存」ができると強力なのですが、そのことでアプリサイズが大きくなると、よさが失われる気もします。
難しいところですね。
ちょっと自分の行動をメモして、あとでその内容を見直してみたい。
そんな時に、手軽でなかなか奥深いアプリではないでしょうか。
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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