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いっきの「生き方」探求ブログ。ライフハックメモ、カイゼン日記。そして初心なんかの恥ずかしいメッセージ。さあ、人生を再発見しよう。

iki0036|ブログに込めたい3つの要素「情報、感情、境遇」

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みんなに読んでもらえて、記憶に残るブログに必要なものとは、なんでしょうか?

おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。

私の敬愛するブロガー先輩の一人、 “ビフテキの人” こと
jMatsuzakiさんのエントリに、こんな一節があります。

どうか忘れないで下さい。あなたが聴衆に何かを伝えるために強い意志と矜持を持っているのなら、必要なものが3つあります。

それはQQS(Quality, Quantity & Spirit)です。つまり”質と量と魂”です。

引用元:聴衆を「マヌケ」呼ばわりしないために情報発信で注意したい3つのこと | jMatsuzaki

質と量と魂。

この話しはブログ全体の運営(例えば「イキブロ」)に関するものだと思います。
ところで私は、毎回のエントリ(例:iki00xx)を書く際には別の3要素を考えています。
それは、1.情報、2.感情、3.境遇 (環境・状況)、です。
3つの“J”ですね。

「お得」、「想い入れ」、「筆者のひととなり」と翻訳してもいいかもしれません。

では、順に少し詳しく見てみましょう。

1. 情報:ブログでは他の人の、お役立ちになるような情報を提供する


ブログポストに必要な第一の要素は情報です。

『他人の日記をわざわざ読みにくる人間はいない (有名人のものはともかくとして)』
ということは、よく言われます。

これはその通りだと思います。

  • パスポートってどうやってとるの?
  • あのスマートフォン、見た目は気に入ったけど、使い勝手はどうなのかな?
  • 子供が危ないことばかりするんだけど、こんな時は怒っていいのかな?

多くの人は何かしらの問題を抱えていて、それを解決しようとして、Webを使うはずです。
どれくらい具体的な悩みを抱えていて、どこまで客観的な情報が得られるのかは人それぞれなのだと思いますが……。

だから、何らかの情報を提供していくことは必要なのだと思います。
まだ無名の作者さんの場合、訪れてくれる読者さんのほとんどは、検索エンジンからキーワードで探して来るのでしょうから、なおさらそうなると思います。

2. 感情:なぜ、どのように、どれくらい、これは“おススメ”なのか?


「これがやりたかった!」とか「これは嬉しかった!」という、筆者独自の思いが、その記事には欲しい。

これは完全に客観的な情報は読み取りにくいからです。
年表や経済指標面やカタログスペックから、「要するにどうなるのか」を読み取れる人は、まったくいないわけでなくても、少数派でしょう。

すごさを伝えるのに、希少性や新奇性などであらわす方法もなくはありませんが……。

ある程度の人間味のある要素が必要なのです。

3. 境遇 (環境・状況):そう感じたり思ったりした、その理由や前提条件はなんだったの?


《情報化社会》という言葉がすでに陳腐化してしまうくらい、ますます情報の量は増えています。

「早起きを始めましたら、一日がスムーズに進められました」とか「iPhoneに変えました。便利です」という情報は、すでに溢れてしまっています。

一方で、「早起きにすること自体には、意味なんてないんじゃない?」とか「iPhoneだけがそんなにいいわけ?」といった逆情報もまた、あふれてしまっています。

あらゆる情報が、物凄い勢いで陳腐化してしまっているわけです。

以前、私はiki0016でこんなことを書きましたが、これとちょっと状況が似ています。

例えば、私が、
「ブログは1エントリを5分で書き上げることを目標にしている」と言ったとします。
私はまだ、いつも「今日が最後のエントリになってしまって、明日からは力尽きてしまったらどうしよう。どうすれば、明日もブログを書く事を続けられる?」
という不安にかられます。
これは悩みの一つです。
もし、ここを共有してもらっていない方に、前述の「ブログは1エントリを5分で書き上げたいと思っている」という目標を話したとしたらどうなるでしょうか。
「そんな5分で書いたような簡単な記事じゃ、誰も読みたくないよ」
…と、言われてしまうかもしれません。それもまた一面の真実ですから。
悩みとは動機です
だから、目標や願いを共有してもらいたい人には、悩みや格好の悪い自分も知ってもらっていいのです。

引用元:iki0016|悩みを紙に書き出すと解決する?

別の例を挙げます。
「このメール処理法、超おススメ! マスターしたら、メール処理にかかる時間が半分になりました!」
という記事があったとします。

しかし、この記事を読んだ人が、一日に受け取るメールの数が著しく少なかった場合、その記事はまったく響かない可能性があります。
《“超”とか、“!”とか、メール処理ごときで、うぜえな。》
と思われてしまうかもしれません。

この場合、「私の場合、○○の役割を持たされてから、一日あたりのメール受信数が 300通以上増え、」という記載があれば、なんとか共感を引き出せるかもしれませんし、
《自分も○○をやることになった時のために、覚えておこう》
と思ってもらえるかもしれません。

まとめ:『自分』『思い』を伝えていこう


これらの要素は、ブログ全体でバランスが取れていればそれでいい、というよりは、個々のエントリの中に、できれば全てが入っているのが望ましいのだと私は考えています。

仕事術について語る時の私にも、保育園にお迎えにいかないといけなくて、終業直前はとてつもなくテンパっていることが伝わっていて欲しいですし、
ブログの中で、明るく「今日の気付き」について語っている時にも、会社の組織改変で「明日から自分の仕事がどうなっていくか分からないなぁ」と、心をひりつかせながら頑張っていることは、微かにでいいから匂ってほしい。
一般論を話したいわけではないのです。

もっとも、このブログはまだ、匿名ブログだけあって、自分の境遇をそれほどは開示できているわけではありません。
お得な情報や、有用な気付きをシェアできるエントリも、やっと増えてきたという感じですね。

ただ、これは過渡期的なもので、少しずつ「みんなに読んでもらえるブログ」「みんなが続きを読みたがっているブログ」というものを目指していきたいと思っています。

今日もありがとう。

ではまた、どこかで。


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