おや、ずいぶんと荒れたご様子だね。
そうか、失ってしまったのだね。あり得たかもしれない、未来のイメージを。
悲しいね。
今日くらいは自分をいたわってやるといい。
かわいそうだった。かわいそうだった。がんばっているよ。今はそれでいい。
それでも、つい、取り戻したいと思って気が焦ってしまうよね。
でももう本当はわかっている。
失われてしまったものはもう戻ってこない。
世界はその姿を変えてしまった。
きみは、「自分は、弾き出されてしまった」かのように感じているね?
そう。《変わってしまった世界》に合わせて、自分も変わるしかないんだ。
昨日の自分は浮かれていた。まったくの無知のままで。見ようともしないで。
もっと昔の自分は、失敗ばかりの愚か者だった。思い出すのも、苦しいほどに。
今の自分は、またその頃と変わらない。
きっとまたここから始めるしかないんだろうね。
でも、いまは静かにお休み。
焦ったって、体はまだ動かない。あの出来事は、矢となって、心の根に刺さったのだから。そんな衝撃は、すぐには消せはしない。
失うのも、いいものさ。
失うだけ失ったと識れば、
いきりたっている時には出せなかった優しさが、今なら誰かに出せるかもしれない。
今はそうは思えないだろうけど。
こんなのはきっと、はたから見れば、小さなこと、なんだよね。
10年たてば、きっと「あの時から、新しい自分が始まってた」と思えるはずさ。
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