夜、お風呂に入ってほしい、早く寝てほしい。子どもさんは言うことをスムーズに聞いてくれていますか?
おはようございます!
いっき(@ikkiTime)です。
働きながらの平日。
保育園から帰ってきてから寝るまでの時間は大変です。2時間強くらいの時間で、ご飯を食べさせ、洗濯物を洗い、お風呂に入れて、寝かしつけをしなければなりません。
そんな毎晩の予定ををスムーズに進めるために、ここ数日取り組んでみていることがあります。(いや、実際には取り組んでいるのは長男で、私は旗振り役ですが)
それが、
「子供の時間管理用のチェックリスト」を作ることです。
小学生の使う、時間割をもう少し細かくしたようなやつですね。
チェックリストというよりは、「タスクリスト」か「To Doリスト」と呼ぶ方が実態に近いでしょうか。
仕事術などの界隈では、「タスク管理」とか「スケジュール管理」などと言われる手法です。
さて、うちの子供、保育園の年長さんに、この方法、通用するでしょうか?
ちょっと思いいれもあるので、5回シリーズくらいにして書いてみようと思います。
- 保育園児の時間管理チェックリスト~もう年長さんだし「何度も言われなくてもやってほしい!」その1~導入と手ごたえ ←今ココ!
- iki0123|子供用の初todoリストで配慮したこと~もう年長さんだし、少しずつ「何度も言われなくてもやってほしい!」 その2~チェックリストの仕様
- iki0124|子供タスクリストで達成したかった親の願望 (笑)家庭は色々~もう年長さんだし、少しずつ「何度も言われなくてもやってほしい!」~その3:チェック項目の詳細と意図
- iki0125|子供の時間管理チェックリスト作成で、背中を押してもらったブログさん達~もう年長さんだし、少しずつ「言われなくてもやってほしい!」〜その4:スペシャルサンクス
- iki0126|保育園児にタスクシュート式?~もう保育園も年長さん~その5:これってタスクシュート式?
今回の目次
1. (タスク管理の)導入の背景
子どもは「未来のことを予測して先に行動を起こしていく」ということが苦手です。目の前に見えているものにどうしても引っ張られるので、
「遊びをやめてお風呂」という切り替えが上手くいきません。
さらに夜は、一日の疲れが出てきて、イヤイヤ期ならずとも気分が不安定になります。機嫌が悪くなりがちで、よくグズグズと言っていることになります。
一方、疲れているのは親も一緒で、そんな子供をせかすのに疲れて、ついついきつい言葉まで使ってしまったり、どなったり。
それで子供が泣き出すと、それを消火するのにさらに時間と気力を消耗したりします。
これをなんとかしたい!
生活に「流れ」や「あとでやること」があることを、なんとなくでいいので感じてほしい。
そんな気持ちで始めてみました。
2. 使ったもの(タスク管理ツールの現物)
チェックリストそのものは、いくつか工夫があるものの、一般的なものです。
下図のような形で使います。左が1日使い終わったもの、右が使用前段階のフォームです。
一つのタスクに取り掛かる時に通し番号部分を “○” で囲み、終了したら花丸を付けてあげます。
3. 使用してみた結果
意外とあっさり、息子はこのボード(チェックリスト)の存在に順応してくれました。
毛嫌いされるのでなければ、まずは一応成功と言えるでしょうか。
花マルの効果もあり、手を洗ってもらったり、片付けをしてもらったりは、以前より納得してやってもらえるようになりました。
日によってばらつきはありますが。
まあ順応とは言っても、自分でこのリストを見て、自分から次の行動を起こしてくれるという感じではなく、親とのコミュニケーションツールになっている感じです。
「おっ、もう手洗い終わったの?」
「うん! うがいもしたよ!」
「よーし、じゃあ手洗いに花丸つけてあげるよ。そんで『うがい』って書き足してもう一つ花丸してあげる」
「やったー!」
「じゃあ、次は靴下とハンカチを置いてきて。お父さん、はやく『2番』にも花丸書きたいな」
「わかった。」
……こんな感じでしょうか。
導入してから3日目くらいに「なんでこれの朝に使うやつがないの?」ということを聞いてきた時は驚きでした。
4. 導入過程で気を配ってあげていたこと
4-1. 親も一緒にやる
ボードへの丸つけは親がやってます。コミュニケーションは逆に増えるわけです。
リストを渡して「この通りにやっておけよ」と言っているわけではありません。
その意味では、「いちいち言うこと」の手間は減っていないとも言えますが、ボードとそこに書かれる『花丸』を媒介にした上で、次のアクションを話題にできるようにはなっています。
子どもに直接 “命令” や “指示” をするよりは、子どもにとって受け入れやすくなっているのではないかと思います。
丸が付くこともリスト導入の励みになっただろうと思いますが、「みんなで(親と一緒に)わいわい」できることもまた、別の形のリワード(報酬・ご褒美)になってくれたかな、と思っています。
4-2. 夜の時間管理から始める
園児の親は、朝もキツイのです。もちろん。
時間がなくてばたばたしますから。
でも、そこの改善を優先して導入することはしませんでした。
朝は子どもも寝起きが悪いので、その状態で「toDoを突きつけられて不快だ」と感じられると困るな、と思ったからです。
そんなこともあって、「まずは夜だけ」から始めました。
また、夜の方が、多少は「遊んでいていい時間」があります。
するとリストを進めていると、何箇所かで「これとこれをやったら遊んでいい!」という見通しが立つことになります。
その味を、できたら覚えてほしい。
その意味でも「ひたすらテキパキしないといけない」ことになりそうな朝より、夜から導入する方がよさそうと感じました。
4-3. 最初は丸を付けながら見せる
お父さんは一所懸命作ったので、「どうだ〜! すごいだろ?!」と、早く見せたいわけです。
(シートのレイアウトを決めただけではなく、ボードのレイヤー構造も自作したので……)
でも、それはしない。
で、最初の2項目くらい、無事子どもが終えてから、二つくらいうまくいってから、実際に花丸を描くところからみせました。
まあ、長男は今のところやはり、このリストで花丸をたくさん集めるのが楽しいみたいです。
「やらなきゃいけないことリスト」ではなく、「やったら花マルをもらえることのリスト」になっているようですね。
5. 後記
導入から一週間の今は、ちょっと中だるみ期に入っています。
「何がなんでも完璧に実施していかねば」という硬さがとれたのはいいことかもしれませんが、三日坊主になるのは避けたいところです。
「ごく自然に、生活の中に流れと見通しがあって、その中心に絵で描かれた『タスクリストがある』」という感じにもっていけたらいいな、と思いつつの試行錯誤中です。
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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