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いっきの「生き方」探求ブログ。ライフハックメモ、カイゼン日記。そして初心なんかの恥ずかしいメッセージ。さあ、人生を再発見しよう。

iki0110|先輩への質問の技術。「こう考えたんですけど、これでいいですか?」ではなく…

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おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。

組織やチームで働いていて、新人が、先輩や上司に、次に何をしたらいいかを聞く場面。

そんな時に、「どうしたらいいですか?」と聞くのはタブーだということになっています。

いきなり聞くんじゃなくて、自分で考えてから「私はこうしようと考えたんですけど、これでいいですか?」と聞きなさい、と言われます。

私は、学生時代からのビジネス書のフリークだったこともあって、そんな知識も聞きかじった上で、社会人になりました。

ただ、現場でこれを使おうとすると、『聞く時の側』の時も、『先輩の側』の時も、微妙に使いにくさを感じていました。

使いにくさを感じる場面と理由


確かに、質問を受ける『先輩の側』からすると、「何も考えずにただ聞いく」ことをされると、その都度全部教えなければならないし、「このままだと、コイツはずっと、“自分で考える力” が付かないんじゃないか」という不安にもかられます。

また、「こうしようと思うんですが、いいですか?」
だけでも、《どのような思考過程を経てその結論に到ったか》が見えないので、実は大差ない気がします。『これやって』という、指示の部分が省略できただけです。

では、もう一歩進んで、
「○○が××なので、こうしようと思います」
ならどうでしょうか?

私は、これにも
(うん、まあそうなんだけど……)
という気分になります。

ビジネスに正解はない!


それは、ビジネスの現場では、いくつもの価値観がせめぎ合っていて、「たった一つの正論」というのがないからです。

例えば、『質』と『スピード』がせめぎ合っている。

そういう中で、
「この前の新人研修では、質が大事だと教わりました。だからこうしようと思います」
と言われると、「いいよ」となるのですが、同時に不安にもなります。

その部署が、「普段は速度を重視しているんだけど、その案件だけはたまたま未知の要素が大きくて慎重にすすめている (だけ)」だったりするとなおさらです。

今回は、正解は正解なのです。
でも、後々より決定的な場面で、より大きな判断ミスをコイツがしないとも限らない。
そんな不安がよぎります。

「○○を重視するとしたら●●ですけど、△△を重視するとしたら▲▲ですよね。どちらでやっていますか?」


どうでしょう。
これくらいまで言ってきてもらえると、そういった不安がかなりの部分消えると思いませんか?
こちらの価値観を学んで、二人の間に認識のズレがあるなら修正しよう、という前向きさも感じられると思います。

そして、「今回は例外的に○○。だから●●」と、シンプルに答えることができて、教育する側としては気が楽になります。

そしてこれは、何も、私が『先輩の側』の時にだけ感じることではなくて、「質問したい側」の時にも、別の形でメリットを得られるのです。

「詳しく聞きたい」という『聞く側』の心境


仕事だって、やるからにはファインプレーを出したい。
私はそう思います。

“オフサイドぎりぎりのスルーパス”を狙いたい。 (または、“裏への抜け出し”。どちらもサッカーで言うところの)みたいな、観客の沸くプレーを。

そういう高い次元を狙おうとすると、顧客ニーズの明確な把握がないと、なかなかサティスファクションか起こせない。

だから、相手の本音のところが聞きたいわけです。

まとめ


というわけで、
  • 質問する側は、「相手の望んでいる、本当の “力配分”」を把握できる
  • 聞かれる側は「相手の理解度」を把握しやすくなる

ということで、なかなかおすすめの考え方だと思っています。

今日もありがとう。

ではまた、どこかで。

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