ショートカット・キーと言えば、“コピー” や “ペースト”、そして、作業が飛んだら恐いから、“セーブ”。
色々覚えたら便利そうだけど、次に覚えるのは何がいいんだろう?
おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。
今回はWindowsユーザー & Excelスキーの視点から、おススメのショートカットキーや特別な入力操作を9つ紹介してみます。
目次
- [Alt]+[Tab] (Windows)
- [Ctrl]で複数選択 & [Shift]で複数選択(Windows & Excel)
- [Ctrl]+[Enter](Excel)
- [Alt]+[Enter](Excel)
- [Ctrl]+[矢印 (カーソルキー)]で移動、[Ctrl]+[Shift]+[矢印 (カーソルキー)]で選択(Excel)
- [Ctrl]+[D](Excel)
- [Ctrl]+[R](Excel)
- [Ctrl]+[:](Excel)
- [Ctrl]+[;](Excel)
1.[Alt]+[Tab] (Windows)
Windows xpの頃に知りました。左手だけで押せるショートカットキーの中では最大級の破壊力。
複数のアプリケーションが開いている時に、アクティブになっているウインドウが切り替わり、奥に隠れたウインドウを手前に出すことができます。
[Alt]を押したまま、複数回 [Tab] を押すことで、より昔に開いたままにしたウインドウを選ぶことができます。
[Alt]+[Tab]を1回だけ押した場合には、いつでも直前に使っていたアプリケーションに戻ります。
なので、特に「相手のメールの全文を引用するのではなく、気になった箇所のみを、それも複数箇所コピー&ペーストしたい」という時のような、往復画面切り替えに鬼のような効果を発揮します。
2.[Ctrl]で複数選択 & [Shift]で複数選択(Windows & Excel)
[Ctrl]を押しながら、マウスのシングルクリックでアイコンを選んでいくと、任意の複数のファイルを選択して、まとめてコピーしたり削除したりすることができます(Windows)。
[Shift]での複数選択は、線形の範囲選択です。
一覧モード、詳細モードなどの一列にファイル名が並ぶ表示モードで、例えば《2番目のファイルを普通に選択した後、7番目のファイルを[Shift]を押しながらシングルクリックする》と、2と7だけでなく、3,4,5,6番目のファイルも一気に選択されることができます。
これがより高い効果を上げるのがエクセル中でのセル (マス目)選択の時で、対角線の角と角をこれで選択すると、四角形の領域がまとめて選択できます。
20列×1万行、などの領域を一度に選択できるわけです。
3.[Ctrl]+[Enter](Excel)
「2.」と組み合わせて使います。
複数セルへの一括入力です。
まず複数のセルが選択された状態で、新しく入力したい文字をタイプします。
その文字列を、セルに対して決定したい時に、普通なら(なかば無意識に)[Enter]キーを押していると思うのですが、その動作の代替として《[Ctrl]+[Enter]》で決定してやるようにすと、選択していたセル全てに、その入力内容の決定がなされます。
4.[Alt]+[Enter](Excel)
意外な人が知らないことがあるのがこの機能。
使わなくてもいいといえばいい機能ですから。
エクセルのセル内に長い文字列を入力する際に、見やすくするためにセル内の途中で改行を入れたい。
そんな時には、「右端の方にたくさんスペースを入れる」のではありません。
《[Alt]+[Enter]》なんです。
これでセル内改行が入力できます。
……、余談なのですが、WordやPowerPointの箇条書きで、ボッチを増やさないまま文字列を折り返して改行したい場合の操作は《[Shift]+[Enter]》なんです……。
まぎらわしい!
操作、統一できなかったのか、Microsoft!
5.[Ctrl]+[矢印 (カーソルキー)]で移動、[Ctrl]+[Shift]+[矢印 (カーソルキー)]で選択(Excel)
エクセルの表が大きくなると、表の末端まで画面をスクロールさせるのすら大変になってくることがあります。
そんな時に《[Ctrl]+[矢印 (カーソルキー)]》。表の中でこれを押すと、矢印キーの方向に、データが何も入っていないセルまで、一気に移動します。
また、《[Ctrl]+[Shift]+[矢印 (カーソルキー)]》では、その軌跡の間にあるセルを、一度にまとめて選択できます。
「2.」よりもさらに強力な一括選択の機能です。
ただこの機能。表の中に、ぽつんと空欄があると、そこで止まってしまいます。
それはそれで、狙って便利に使う場面もあるのですが、そうでない場合は適当なnull値を、自分用 (あるいはチーム用)運用ルールとして決めておかないといけません。 (ハイフンとか)
印刷の見映えが気になる人は、条件付き書式で《ハイフンの場合は文字色を白》としておくという方法も取れますので。
たいてい、慣れるとそこまで気にならなくなるものですが。
6.[Ctrl]+[D](Excel)
選択中のセルに、その真上にあるセルがコピーされます。
《コピー + ペースト》よりも1アクション少なくて済みます。
その後に[Enter]か下向き矢印キーを押せばアクティブセルが下に移りますので、連続して入力していくこともできます。
また、横一列に選択していれば、複数セルに一度に入力することも可能です。
7.[Ctrl]+[R](Excel)
「6.」に似ています。
選択中のセルに、その真左にあるセルがコピーされます。
[Tab]キーでアクティブセルを右に動かして、どんどん右にコピーしていくことができます。
きっと、それぞれ『Down』と『Right』の頭文字なのでしょうね。定かではありませんが。
ただ、[Ctrl]+[R]はTaskChuteの基本設定とは重なっているのですよね。
ですので、私は普段 TaskChuteの行複製については[Ctrl]+[E]に変更しています。
(ちなみにいっきは、TaskChuteでもなんでもない、自前のエクセル表を編集している時、
《[Alt]→[X]→[S]→[X]》
と操作して、「あれ? 行が削除されないぞ? なんでだ?」って思ったことがある程度にはTaskChuterです(笑)
8.[Ctrl]+[:](Excel)
現在時刻が自動入力されます。
こんな機能が標準で用意されているところが、エクセルの底のしれないところなんだよなあ。
覚え方としては、時刻なんかを『23:59』なんて記載する時の、“:” だと思えばいいのだと思います。
9.[Ctrl]+[;](Excel)
時刻が入力できるのなら、きっと『今日の日付』だって入力できるはず!
そう思いましたか?
さすがです。
それが《[Ctrl]+[;]》。
日報や行動帳票を作らされている人には、きっと便利な機能。
今日の日付しか、便利に入力できないから、今日の入力は今日の間に入力しちゃおう! という動機付けにもなるかもしれません。
後記
いやー、書いてて楽しかった!
書いている間、これほど楽しかった記事はかつてなかったほど。
自分はやっぱり、エクセルが好きなのかもしれませんね。
“便利”や“情報”も。
そして「教えること」も、実は好きなのかなあ。
読んでいただいたあなたは、いかがでしたでしょうか。
今まで以上に、便利に使っていただけそうですか?
今までより少し、エクセルを好きになっていただけましたでしょうか?
もし、そうなら……。
こんなに嬉しいことはございません。
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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