筋トレ前に、スポーツマンガを読んで、「今までより上の動きに挑戦しているワクワク」を味わっておくと、限界の高負荷に向かい合うときにポジティブに踏み込んでいける気がする。
(ちなみに、前に読んだのはベイビーステップだった)
私はスポーツマンガが好きだ
スポーツを舞台にしたマンガは、私にとってハズレが少ない傾向がありありとあります。
少年メジャー誌との相性もいいようで、タマ数に困らないところもいい。
(家計的には、あまりよくない)
しかし同時に、私はスポーツは、マンガでしか読まない人です。テレビ観戦すら無理。
つまり『観る派』ですらないのです。
まあ、バレーボールくらい展開が速いと、球の動きを目で追っているだけでも飽きないけど、積極的にテレビを灯けたいか、と言われるとそれもやっぱりない。
やはり、
- 「ここで勝って、決勝に行くんだ!」といってシュートを打つと、シュートが入る。
- 「この試合のために、ずっとあたためて、練習してきた作戦だ!」というのを繰り出すと、見事に相手が翻弄される。
- 「年齢的に考えると、これが最後の挑戦かな…」と考えていると、劇的な見せ場がその人にあらわれる
みたいなのがないと、視聴していておもしろくないんですね。
(たぶん、『シュート 熱き挑戦』あたりの、ミステリー的展開とかが、1番好きだった)
ちゃんと内面の声が聞こえること。それが課題の焦点として、注目されること(つまり、それに呼応した物語上の出来事が起こること)、そういった要素がないと、おもしろくない。
というか、競技の知識も、選手や種目界の情報も持っていない素人には、楽しめないんですな。
サッカーですら、動きをただ目で追っているだけになってしまう。画面上にARっぽく、「この選手が1mポジションどりをずらしている。これがいい伏線になるか?!」みたいなポップアップと、各種補助線が表示されてくれるといいのだけど。
別に、相手選手を吹っ飛ばすほどの必殺シュートとかはなくていいんだけどさ。
体育会系的なものへの、屈折した、過去のあこがれ
スポーツ少年マンガは、そのモチーフからいって、「友情・努力・勝利」的な物語要素も乗せやすいし、動機・気合い・逆転、みたいな演出も乗せやすい。
そういうものを読みながらずっと育っていたわけだから、そういうものへの憧れは、私はずっと、強く持っていた。
「体育会系からスポーツを引いたクラブ」「体育会系そのものが活動目的!」*
とまで、キレたことは言わないまでも、『頭を使ってやることだけど、チームで目標達成を目指す!』 とか、『頭を使ってやることだけど、苦しい状況を、気合いで逆転』みたいな世界に、
「はやく入りたいなあ、いつか入りたいなあ」という気持ちはずっと持っていた。
それがたぶん、まだ残っていて、子育てとの両立や、中年期の体力の壁みたいなときに、きしみとなって現れている気がする。
そんな、マンガ・ライフ(後記)
ということで、ここまで筆の向くままに書いてきた。
それにしても、Kindleふくむ電子書籍のマーケットって、そんな「過去に好きだったマンガ」を買い集めなおすのに、とても向いているよなあ。
なんてことも、書きながら思った。
(キャットルーキーと、ドラゴンクエストへの道、のKindle化希望なのだ)
(*ちなみに、勝手に改造 第7巻収録。まあ、この連載の白眉は、6巻収録の『今年の思春期』だろうけども)
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