意識の持ち方を帰ることで、知恵が働きやすくする。やる気が高まりやすくする。鬱屈したストレスの負荷を軽くする。
今日はそんな、ある種の『気の持ち方』について語ります。
おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。
『技術』って言葉について、最近考える機会がありました。
なかなか、多面的で奥の深い言葉です。
英訳した時、『technic』や『skill』のようであり、『art』でもある。
“裏ワザ”、“小技” のような小手先の知識のようなニュアンスで使われることもありますし、一生かかって磨いていく、“能力”のようなニュアンスもあますります。
一時期、ビジネス書のタイトルとしては乱発されすぎて、まあこの界隈ではやや今さら感のある言葉でもあります。
語られることのない仕事のテーマ
仕事の技術には、身近ではあまり語られないものがあります。
これをすれば確実に効果はあるのを、自分では知っている。
でも他人には語らない。
そういった技術は、そもそも言葉で伝えにくかったり、領域が心なだけに、いざ取り組んでもらおうと思っても取り組み方も難しかったりするわけです。
だから、その種の “技” の体系を感じ始めている人は、伝えたいし、語り合うことで確認したり理解を深めたりしたいのに、なかなかそれができなくてモヤモヤしたりするわけです。
と、いうところで、ちょっと下の対話を見てみてください。
トゥゲッターでまとめたツイッターでの対話です。
サラリーマンは毎朝主体的に自らの仕事を選び直す – Togetter
どうでしょう。
パンクな@akizukidさん、クールな@maro_draftさん、ある種ペシミスティックな@ikkiTimeと、本来波長の異なる3人が、自分の抱えていた気づきを、ここぞと共有しております。
ここで語られている思考技術を整理すると、
- 毎日、現状を選択し直す、または過去の選択を検証する
- 仕事に主体的に取り組む
- その仕事の人生における目的を自分で考える
- 「この会社で働くことにする」という初心に何度でも立ち返る
- 経営者意識を持つ
- そのタスクの上位目的までを理解することで、先読みを効かせられる様にする
- その会社の業務は誰の役に立つために作られたのかを考えることで、プロジェクトの意義を再確認する
- 他の部署の状況も大づかみでいいから知ることで、自分の力がこの部署に配置されていることの意味をより強く理解できる
- どういう出来事や変化の結果としてここ最近の傾向が起きているかを考えることで、次に起きることを考えて自分の次にやることになる業務を先取りできるようになる
といったことになると思います。
これらは間違いなく効果はあると思っています。
この“技術”を使っていくことの効果
これらの技を深めていくことの価値は、どのような形で受け取れるのでしょう。
まず、単調な毎日の生活の中に、「プロジェクト」や「意義」を見出すことで、生活が少しワクワクしたものになるかもしれません。
次に、「意義」を自分で強く認識しながら行動することで、『やらされ感』という死に至る病 (文字通り)を避けることができる可能性もあります。
さらに、全体の意義に加えて『自分の労力の意味』を感じていることで、目の前の作業に、より高い没入感と気合いをもって臨めるでしょう。
また、『全体の意味の中での部分の意味』を知っていれば、ボトムアップでの工夫が価値を生み認められる可能性も高まりますし、場面場面での判断も早くなるでしょう。
なぜ「語られない技術」となってしまうのか
一方で、そういった価値を自分では感じていながら、私自身、あのような場がなければなかなか語り出す気になれていませんでした。
これは、なぜなのでしょう。
これには、この種の教えが「説教くさい」「上から目線だ」と思われがちなのに加えて、技術というのものの持つ、『他の人に効果や方法を示しにくい』という性質にも原因がある気がします。
“技術”の一般的な性質
「おもてなしの心で」とか、「愛情を込めて」という時のような “心”に関する課題よりは取り組みやすいですが、
それでも、知っているだけだとあまり役に立たずに、「使ってみること」や「自然にできるようになるまで身体に落とし込む」ことが大切だということがあります。
即効性がやや低めなのです。
また、達人と初心者の間では、感覚や制御の精度に大きな差がありますが、それでもそれを客観的に比べたり、他者に示したりするのは難しいわけです。
(直接対決でもできれば別ですが)
そうなるとなかなか、
「これ、すごいよ!」
とオススメするのも難しくなります。
まとめ
と、いうわけで、サラリーマンの心のアート」。
誰にとってもすぐに役に立つ、というわけではないかもしれません。
でも、技術にはもう一つ、特徴があります。
それは、「心・技・体」で考えるなら、《体 (身体能力)の差ほどには『生まれ持ったモノ』の差に左右されないし、歳をとってからでも高めることが不可能ではない》ということです。
そんな特徴があるのもまた、技術ですから。
あなたがもし、人生に対して十分に若いと思っているのであれば……。
磨いてみる価値は十分にあると思いますよ!
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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