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いっきの「生き方」探求ブログ。ライフハックメモ、カイゼン日記。そして初心なんかの恥ずかしいメッセージ。さあ、人生を再発見しよう。

iki0077|パパ、子どものお弁当を作る。

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子どもたちを通わせている保育園は普段は給食ですが、年に数回“お弁当の日”とでもいうプチ遠足の日があります。
今日はそんな日の日記です。

おはようございます!
いっき(@ikkiTime)です。

共働きにもかかわらず、「おいしい料理を作る」とか「きれいに整った暮らしを維持する」といった、生活に対する熱意が必要なことは、さっぱり妻さんには敵いません。

そうなると、ついついそういうことは妻に任せてしまって、家事分担は力仕事とか、子供と遊ぶとか、そっちに逃げる感じになってしまいます。

これではいけない、どうにも負い目を感じます。

父、子どものお弁当を作ると心に決める


普段から自分達2人はお弁当持ちで、それぞれ出勤しています。

その場合、具は「夕食のおかずの残り」だったり冷食だったりしますが、この子どもの「“お弁当の日”」については、おかずから作っています。

ただ、むしろ自分で作るからこそ、メニューは定番化しますよね。
卵焼き、ウインナー、ブロッコリーとミニトマト、そしておにぎりです。

あれ? これ、俺作れないか?


いや、できるよなあ…。

作り方のイメージのまったく思いつかないメニューは、明らかにありませんよね。
(ここで、「できるでしょ!」的に強気で思い切ることは出来ません…。性格的にも実力的にも)

というわけで、いつもより早起き1時間。
幸い、妻よりは朝起きに強いのです。 (平日限定)
数少ない強みですね。

段取りと見通し


いつもより1合多めの炊飯器をセットしつつ考えます。

火を通すおかずは3種類です。
コンロはマンションとしては標準でも、決して広くはありません。
アンド、料理初心者ですから、二品以上の火を同時進行で管理できるような自信は、まったくありません。

という訳で、
ブロッコリー → 卵焼き → ウインナー、
と順番に作り、最後におにぎりでいきましょう。

ブロッコリーをゆでる


鍋でお湯を沸かします。少し塩を入れます。
その間に、ブロッコリーの穂先を切り分けて、手ざるに入れていきます。
水洗いして、そのままざるで水切り。

鍋が沸騰したら、ブロッコリーを入れます。
1分ゆでる…、
ここで別のことを平行してできたり、ちゃちゃっとタイマーをセットできたらかっこいいですが、そこまでの経験値はたまっちゃいないので、頭の中で60まで数字を数えます。(ぉ

当然、他の料理などできません。
卵5個を冷蔵庫から出しておいたり、あまったブロッコリーをしまうためのタッパーを出しておくくらいですね。
できるのは。

ゆで終わったら、またさっきのざるにお湯ごとあけて、水切りをしてそのまま冷まします。

卵焼きを焼く


こいつを丸めるのが、本日最大の山場でございます (レベル低ー。)

ボール一つと、茶碗一つ。
念のため、卵は1個割るごとに殻が入らないか確認します。
(ボールに直接割り入れて、深いところに欠片が沈むと、引っ張り出すのが大変なので)

あれ? なんか、片手で割る方が、殻が落ちにくいか? 自分の場合。
なんてことを考えながら、卵を茶碗に割り、それをボールに移していきます。

と、ここで奥さん起きてくる。
《「あれ? やってくれるの?」》
うむ。そう決めたのだ、今回は。

卵を割り終わったら菜箸でかき混ぜます。黄身をつぶして、ぐるぐる混ぜて、白身を切る。
何も味付けしないのもさびしいので、ここでめんつゆを加えます。
(だしくらい自分でとれよ!)

卵焼き用フライパンを取り出します。
いつも自分たちの出勤お弁当用に使う、卵1~2個を3段返しするやつではなく、卵4~6個を4段返しするためのもの。
残念ながら、まるいフライパンで卵焼きを上手に返せる自信は全くない。
身の程を自覚して、謙虚にいきましょう~。

何しろ、この日の朝、冷蔵庫に卵は6個きり。

つまり一発勝負なのです。

しかも、発展型(「2個の3段返し」→「卵5個の4段返し」)とは言え、未知の技術のぶっつけ本番なのですから!
(それでよく、「できる」なんて思えたよ、自分)

さて、パンを加熱し、油を広げて、卵液を流します。
端や底のほうから固まってきます。
あれ? 意外と固形化がなかなか十分な厚みになってきてくれない。
卵が多いとこうなのかな?

返しで失敗すると(破れたり、わきから溢れたり)、取り返しがつかないので、ちょっと慎重すぎるくらいまで、この「薄焼き卵モード」のままで火を通します。

かと言って、上面にまで完全に火が通ってしまうと、折り返しても一つの塊になってきてくれません。
おとなしく、そのタイミングをフライパンの前で待ちます。

◆返し、1段目! ……成功!
よじれていないよ、破れなかったよ!
斜めになったりもしなかった!
折り幅が大きすぎたり、小さすぎたりも、していない……、気がする。
左手に木べらと右手に菜箸まで使ったけど、なんとかなった!!

◆折り返し、2段目! ……成功!
大丈夫! 半熟の上層の卵液が溢れ出したりしなかった!

◆3ターン目! 折り返した!
ちゃんと四角いよ。端の方の厚みが中央より大きくて、転がってほどけるんじゃないかと思ったけど、なんとか積み重なった!
よかった。
だんだん折り返し部の厚みが増してくると、「マットレスを丸める」ような感覚になってきて、きっちり「折れ」なくなってくる。それが恐かったのです。

でも、なんとかなった!
やったー。

さて、ここまでできたら、中まで火が通るまで、じっくり加熱します。
弱火にして、小口側を下に向けたり、第3面をもう一度下に向けたりしながら、しばらく火を通します。

で、いつもならフライ返しでざくざく切りますが、子供のためのものなので、見栄えも考えて、一度まな板に移します。ごろん。
包丁で適当に8等分くらいに切りました。
お皿に移して、冷ましておきます。

難所は越えた。次は……。

タコさんウインナー、カニさんウインナー

10個入りの皮なしウインナーが買ってあります。
このうち6本は、片端を8分割に縦割りして、タコさんウインナーにします。
残りの4本は、一度縦に2つに割った後、まな板に並べ、平行に左右3箇所ずつ切り込みを入れて、カニさんウインナーにします。

脚ほそっ! これ、焼いている間に脚が切れてきたりしないだろうな……
いや、過去に作ったことのある料理のはずなんだけど、記憶がない。
その時は、どうだっただろう?

合計14匹をフライパンで軽く焼き色が付くまで焼きます。
タコはころころ転がるので、適当にフライパンを振りながらいためます。
カニは、個別に裏返して両面をそれぞれ焼く感じになります。

火が通るにしたがって、脚が若干開いてきます。
よし!
卵焼きほど緊迫はしなかったけど、いいできだ!

(※ 後に盛り付けの段階で、14匹も必要なかったことが判明。
  一部は朝ごはんになったり、父母(自分たち)のお弁当に入ったりしました)

盛り付け

……、してませんっ……。
ここまでで緊張疲れが限界になったので、フルーツ切りと盛り付けからは妻さんにバトンタッチしました。
自分は一度朝食をとり、おにぎり作りから再合流です。

キャラ弁おにぎり

おにぎりのもとをご飯に混ぜ、アンパンマン・ラップでくるんでいきます。
えー、ラップにアンパンマンの絵が入っているもので巻くだけです。

海苔とかハムとかそういうもので一所懸命に顔を作るわけではありません。
もしかしたら、そこまでする親御さんも、他にはいるかもしれませんが……。

ウチでは無理!

完成、と

あ、写真撮っておけばよかった。
と、気付いたのは、この記事を書き始めたあと。

そうだ、これブログに書こう! と、思ったのは、できあがってずいぶん経ったあと。

それぞれずいぶん遅いです。
次こそは! ですね。

この後、大人用の弁当箱にもご飯を盛り、ウインナーの代わりにもう一品、適当なおかずを追加して、4人分のお弁当の完成となりました。

後日談

でも、なんでしょうね、この達成感と満足感は。
自分の能力ギリギリのところに挑戦して、何かができる、というのはやはり……。うん、楽しいですね。
脳の疲労さえも心地いいです。

その感覚もあって、出勤しながら「これブログに書こう」と思ったわけですね。
客観的には大したもの作っちゃいませんが、普段料理しない人が一発勝負でこなしたにしたら、上出来なのでございます。

2人の子供にも、『今日のお弁当は、お父さんが、おにぎりと卵焼きとウインナーを作って、あとブロッコリーともやったんだぜー』と、暑苦しくアピールしてました。

でも、きちんと気持ち良さを味わっとかないと、次にまた「やろう!」という気持ちにならないじゃないか。

次、次、と続けていくことが大事かな、と思ってみたりするのでした。

まとめ

「普段料理をしないお父さんに、初料理をさせるなら、イベント時(運動会などでも可)のお弁当はいかがでしょうか!」

とまとめてみる(笑)
いやだって、今回のエントリ、気づきとか教訓とかないもんで(笑)

しない人は結局してくれないでしょうけど、一応、理由付けはできます。
お弁当の方が、作るものが決まってくるし、日常維持よりトラブルシュート的なミッションの方が、男の人は燃えやすいでしょうし。

そして、おいおい週末の朝ごはん(トーストと目玉焼き?)へと、進出してもらうということでどうでしょうか。

今日もありがとう。

ではまた、どこかで。

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