恐がりゆえに、その時々の「重要なこと」に集中できるとして、その欠点はなんでしょうか?
おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。
このところ、他の方のブログや書籍からの情報をまとめる形のエントリが続きました。ここで一度、気分転換に自分の性格をもとにして、1つエントリを上げたいと思います。
iki0071で、こんなことを書きました。
私のような極度の怖がりからすると、その肝の太さがむしろうらやましくなります。
難しいタスクなのですから、後伸ばしにしている間に時間切れになるのが恐ろしいですから、つい、どれだけ体勢が不十分でも、それを真っ先に片付けたくなってしまいます。
『目を切る』ことすら容易ではないくらいです。
私は恐がりですし、根が真面目ですので (自分で言うな)、問題が降りかかり、それに対処しなくてはならなくなると、私情を削ぎ落とした行動ができてしまいます。
「不要不急の行動を」避けている状況ですね。
このような性格は、防衛本能に由来しているので、程度の差を別にすれば、私以外の方にもあるのだと思います。
この性格は、タスク遂行に有利だったり、それをお願いする側から見て信頼感を感じてもらえたり、良い点もなくはありませんが、不利に働く側面もあります。
少し見てみましょう。
1. 思いやりや感受性を欠いて、疲労や心の歪みを溜めてしまう。
その時々の目標達成に必要なタスクだけを選び出し、その遂行だけに注意を集中できる。
言い換えると、弱音を吐かない、ということです。
こういうのは得てして「感じていないだけ」で疲労はたまっている場合がほとんどですね。
私の場合は、気が張っている間は体の病気にはなりにくいので、体調の不良や不具合 (胃が痛い・偏頭痛がする)という影響は出にくいのですが、慢性的に怒りっぽくなったり、眠りが浅くなったりということはよくあります。
また、自分の緊張に気付かないくらいですから、周りの人の「追い立てられている感」にはすごく気が付きにくくなります。
(『これをやらなきゃ、全員が大変なことになるんだぞ』という、大義名分まで持ててしまいますしね)
ちょっと、優しさ不足で「嫌なやつ」になりかけてしまうということです。
気をつけないといけないですね。
2. 挑戦や工夫、好奇心や遊び心を失ってしまう。
ただでさえ大変な時に、さらに挑戦や遊び心を取り入れるということは、限られた時間の中で「やらなければならない必要なこと」を取りこぼす可能性があります。
時間だけでなく、体力だって有限です。
ですので、状況が悪い時には、素直に重要なタスクに資源を集中させるのは、本来はいいことです。
なのですが、それが慢性化すれば、作業の中に楽しさを見出したり、量稽古を志向して技術を洗練させたり、仕組みを整えて効率化させたりといったことに、意識が向かなくなっていってしまいます。
どうしても、緊急時には創造的なことへの注意が抑圧されるのです。
私のように、性格ベースでこの傾向が発動している人は、常にこの危険にさらされていることになります。
状況が切迫している時こそ、「楽しめているか?」「本当は不満に思っている小さな何かはないか?」という問いかけをするようにしていく方がいいかもしれません。
3. 投資・備えとしての「第2領域タスク」が失われる
これが一般的に問題とされる課題でしょう。
長期的に見たら、今からやった方がいいことができなくなる。
とは言え、トラブルが起きた時点では、それが「突発的なトラブル」なのか、実はありふれた「なだらかな下り坂」なのかの見極めは難しいでしょう。
そうなると、どんなシチュエーションでも、「投資をゼロにしてしまう」のは避け、縮小するにとどめて、ポートフォリオには残すべきなのかもしれません。
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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