EVERNOTEとは何でしょうか。
おはようございます。
いっき(@ikkiTime)です。
昨日の「私の使い方編」(iki0033|EVERNOTEって何ができるの? ー 「私の使い方」編ー)に続きまして、もっと一般的に、何ができてどんな特徴があるのかについて、一度まとめてみます。
すでにご存じの情報がほとんどだと思いますが、基本的な概念をおさらいすることで、新しい考え方を思いついたりすることもありますし。
それでは、いってみましょう。
EVERNOTEって何? 何ができるの?
自分なりに使ってみた感想で、定義を書いてみます。
そうすると、まずは次のような側面がまず思い浮かびます。
クラウド 上にメモを格納して管理できるサービスである。
クラウド上に保存することで、Webブラウザさえあれば、パスワード (ID)認証で、どこからでも、どんな端末からでも、格納したテキストデータの閲覧と編集ができます。
編集内容は同期されます。
格納については、メール投稿でも行うことができるので、
「思いついたことを、携帯メールで自分のPCに飛ばす」
といったアクションを代替することができます。
この定義に収まらない点
実は、メモにはファイルを添付することができます。
PDFを添付するには、有料コースが必要ですが、画像や音声ファイルの添付は無料アカウントでも可能です。
(編集は必ずしもできるとは限りません。できるようになっていく可能性もありますが……。閲覧も、端末とその回線によっては、難しい可能性があります)
1メモ (「ノート」と呼ばれます。以下「ノート」)あたりの容量や総格納容量にきつい制限があるわけでもありませんので、
「メモ管理サービス」としてだけではなく、「ストレージサービス」として使うことも可能です。
(総ノート数や月ごとの転送容量には制限があります)
クラウドですが、ソーシャルではありません
公開やコミュニケーションを目的としていないので、必ずしも全てのメモに公開URLが付与されるわけでもなく、そこそこ個人的な情報も預けることができます。
この定義に収まらない点
メモをカテゴリ別に集めた単位、「ノートブック」を公開にすることもできます。
個々のノートにURLを与えて、それを他人に見てもらうようにすることもできます。
また、コミュニケーションを目的としておらず、パスワード認証があるといっても、万一漏れた時のために、“重要すぎる” 情報の管理には、当然注意が必要です。
クラウドツールでありながら、各種OSに合わせたアプリケーションソフトが標準で提供されている (無料)
Mac、Windows、iOS 、Android 等に向けたアプリがダウンロードにて入手できます。
クラウドサービスでありながら、各種処理にローカル処理のスピードをかなりのレベルでいいところどりで使うことができます。
有料会員であれば、ローカルにコピーファイルを置くことで、さらに高速な体感速度を得られることになります。
ただし、同期が大変です
これらの機能の代償として、上記の標準アプリは、ノート数が増えてくると、同期のために(特に立ち上げ時に)大きな時間がかかります。
それを待たずにローカルコピーに更新を加えると、後でバージョンの競合が起こることがあります。
ノートブックとタグと文字列・日付検索
作成・蓄積しているノートを後で探すのに、上位概念から階層をたどるやり方 (ノートブックスタック→ノートブック→ノート)と、
複数属性ラベルを付加しておいて、そこから探すタグ、そして、
文字列検索や作成日・更新日などで絞り込みをかけるやり方、のすべてを使うことができます。
ファイラー型、ブログ型、検索エンジン型、とでも申しましょうか。
私は、Windowsのフォルダ階層システムで、複数の場所に所属するには、どちらかはショートカットを置いておくくらいしか解決策がないことや、仲間の多いファイル群ほど、整理すればするほど、入れ子のフォルダに入ってしまってアクセスしにくくなることにうんざりした経験がありましたので、使い始めの頃は、
「ノートブックは一つにして、タグだけで分類・管理した方が使いやすいんじゃないか?」
と思っていたりもしました。
(のちにやめました)
アナログな質感がある
紙と違って、ボロボロにならないし、いくらためこんでも重くならないのはいいけど、なんか冷たくて取っ付きにくくなりがちな、デジタル記録。
でも、不思議とEVERNOTEには、アナログな感触があるのです。
その理由となっていそうな要素を、いくつかあげてみます。
画像内文字検索、位置情報
画像ファイルをノートにつけて格納しておくと、画像中の文字 (商品ロゴや看板など)がサーバー処理されて、先ほどの「文字列検索」にかかるようになります。
また、スマートフォンなどからノートを作成した場合、GPS機能をオンにしておけば位置情報も一緒に記録され、それによってノートを呼び出すことができたり、記事のまとまりを感じたりすることができます。
パラパラめくる感触
前回の記事 (iki0033)で、こんな事を書きました。
私のEVERNOTEの中のノートが、まだほとんどWebクリップだった頃、ノート数が200-300を過ぎるくらいまでは、特定のノートを探すのに、検索もタグも、結局使っていませんでした。
時系列サムネイルリストをフリックで遡って目視で探す。それですんでしまったのです。
前回の繰り返しになってしまいますが、人の記憶には時間感覚がありますし、EVERNOTEのノート一覧には、タイトルと本文の冒頭数十文字が表示されています。
ですので、スクロールしながら目的のメモを探す、という行為がすごくやりやすい。
このあたりは、「ザ・メモ管理UI」という感じでしょう。
「ファイル管理UI」にしようとすると、ファイル種別をアイコンで表して、それぞれを独立した“物体”っぽく並べることになるので、こういう「めくっていく」感じにはなかなかなってくれないと思います。
ちょっと、メールソフトやフォトアルバムの感じに似ているかもしれません。
EVERNOTEは関連アプリの豊富さも魅力なのですが、標準アプリ以外の場合でも (高速作成系アプリ以外では)、かなりのアプリで、この感じは保たれています。
そういう意味で、多かれ少なかれ、この感覚は多くの人に浸透しているし、その感覚に基礎を置いて、このサービスの体感感覚は生み出されているのではないかと思っています。
今日もありがとう。
ではまた、どこかで。
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